向い合わせの空【花宮真】 (ページ25)

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近所迷惑なページ25

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どうして男の人は、何でもかんでも自分が一番だと言って、競い合おうとするのでしょうか。

さっきっからお風呂場で、どっちが大きいだのどっちが小さいだのと、聞きたくもない会話がこだましてきます。

そろそろぶん殴りに馳せ参じてもよろしいですかね？釘バットでデリケートゾーンをフルスイングして差し上げたいです。

ダァンッ!!！！！

貴「るっさい!!(怒)近所迷惑なんだよ!!!(怒)」

灰崎「ちょ!!A！お前何勝手に入ってきて!!」

花宮「あ"ぁ！？外野はすっこんでろ!!これは男と男の勝負なんだよ!!!」

貴「そんなのどうでもいいわ!!(怒)醜い醜態晒してないで着替えろ!!(怒)目が腐る!!(怒)」

灰崎「ヒデェ!!(泣)何もそこまで言うことねぇだろ!!(泣)ちゃんとタオル巻いてんだからだから!!(泣)」

貴「知るかボケ!!(怒)てゆかあんた達今日バイトでしょ!?はやく出ないと間に合わなくなるんじゃないの!?」

花宮・灰崎「あ。」

あ。じゃねぇよ、張っ倒しますよ。

回し蹴りを炸裂させて2人を脱衣所に追いやると、不服そうな顔で見上げられました。

納得いかないのならもう一発食らわせますけど？と言ったら、さらに解せねぇと言う顔で上目遣いをされました。吐きそうです。

祥吾くんは許せるけど花宮さんは何かキモい。こっち見んな。

花宮「俺、夕方までだから飯用意しとけよ。白米じゃなくて炊き込みご飯な。」

灰崎「俺も同じくらいだから用意しといてくれると助かるわ。目玉焼きじゃなくて卵焼きな。」

貴「さりげなく自己主張してきやがって。分かりましたよ。炊き込みご飯と卵焼きですね。

ちゃんと作っておきますよ…………なんて言うと思ったか、ヴァーカ。適当に弁当買ってこい。」

灰崎・花宮「 ( °⊿° ) 」

おお、見事な間抜け面ですね。表情筋が崩壊してますよ。整形外科に受診した方がよろしいんではないんですか？

と、まぁ冗談ですけど。私は悪童さんと違ってきちんと約束は守ります。

これでまた今日もフル稼働で働かなければならなくなりました。正直キツいのでお断りしたいんですけど、2人ともお仕事で頑張ってくるんですから仕方ないですね。

貴「ほら、もう時間ですよ！逝ってらっしゃい！」

灰崎「おい漢字!!絶対わざとだろ!!」

花宮「つか押すな!!まだ靴履けてねぇんだよ!!」

貴「問答無用！！！」

花宮・灰崎「ド畜生！！！」

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