向い合わせの空【花宮真】 (ページ23)

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仮入隊ページ23

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灰崎「…チースッ……」

貴「…と、まぁそう言うわけで、祥吾くんに遊びに来てもらいました。」

花宮「いや、意味わかんねぇし。」

貴「それじゃあ２人とも。今日から３日間仲良くしてね。」

花宮「おいA、俺の話聞けよ。」

半分涙目になっている祥吾くんを、問答無用で部屋に押し込むと、花宮さんに頭を鷲掴みされました。

本当に乱暴な人ですね。私を人形か何かと勘違いしてるんじゃないでしょうか。

てゆか痛いです。痛いですから。鉄平ほどじゃなくても、貴方にだって十分握力あるんですからね。

加減なしに押さえかかってくるのやめてください。頭もげちゃいますから。身長縮んでしまいますから。

花宮「テメェ、何勝手に自分の後輩連れ込んで来てんだよ。つーかよりによってキセキの世代とかマジねぇから」

貴「祥吾くんをあの可愛くない後輩とひとくくりにしないでください。それに連れ込んでなんかいません。お誘いしただけです。」

花宮「だからなんで誘ったんだよ。俺と2人だけじゃ不満だったってわけか？」

貴「いつ私が満足していると錯覚していらっしゃったんですか？誘った理由なんて単純ですよ。花宮さんと居るよりは彼といた方がよっぽど楽しいからです。」

花宮「ほぉ、要するにAは俺より祥吾くんとやらのが良いって訳だな。

いいぜ？上等だ。これから３日間よろしくやってやるよ。なぁ？祥吾くん？」

わー・・凄い形相。眼光が鋭すぎて体にぶっ刺さりそうです。どこぞの殺人鬼にも負けてませんよ。さすがの私もビビりました。

祥吾くんなんて可愛らしく肩を震わせて、私の背にしがみついてますよ。どこぞのデルモ犬を思い出させる光景です。

貴重なショットですし、テツくんにでも添付してからかうネタにでもなりますね。

花宮「つー訳で、親睦を深める意味でも兼ねて、昼飯の買い物でもいこうぜ？ついでに夕飯も豪華にしてﾊﾟｧｯと祝ってやるよ。」

貴「そんな事言って、本当は自分の食べたいものをリクエストしたいだけでしょ？考えが浅はかすぎて滑稽ですね。」

花宮「ざっけんな、お前なんかに頼まなくても外食すれば普通にうめぇもん食えんだよ。自惚れんな、ヴァーカ。」

貴「じゃあ今日は適当に済ませてください。私たちは作って食べるので。」

花宮「……食わねぇなんて言ってねぇよ…」

灰崎「(´・ω・`)俺空気。」

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