向い合わせの空【花宮真】 (ページ14)

今日:22 hit、昨日:0 hit、合計:38,117 hit

交流を深めてるページ14

.

降旗「…俺、しばらく練習試合欠席するわ…全身痛くて動けない…」

黒子「奇遇ですね…同感です。僕もこんなに動いたのは青峰くんとストバスして以来で、もう完全に体力使いきりました…。」

さすがに一線を退いて２年も経てば、勘も鈍りますね。結局この試合は、OB、OGの体力の衰えと、現役であるテツくん達のスタミナ切れによって引き分けと言う形で何とか無事に終了いたしました。

私的に言えばもう少し遊んでいたかったんですけど、お昼も過ぎましたし、みなさんお腹を空かせている様なので今日はここまでにしましょう。

ゼッケンを脱いでいそいそと備品を片付けている、リコちゃんと俊くんの手伝おうと方向転換をすれば、床に寝そべっているテツくんが目に止まり、慌ててスポドリを掴んで駆け寄った。

まったく、昔ならいざ知らず。６年経った今も変わりませんね。って、あらら。花宮さんも死んでいるじゃないですか。

しっかりしてください。貴方を仕留めるのはこの私なんですから、こんなところで天寿を全うしないでください。

貴「はい、テツくん。スポドリ。このあとみんなでマジバに行って打ち上げするんだから、もう少し頑張って起きててね？

それと花宮さん、ゲスが感染する危険がありますので火神君たちから速やかに離れてください。コートの端まで蹴り続けますよ？」

花宮「随分と御大層な扱いだな、おい。ひっぱたくぞ。俺だって現役引退してんだ。へばるのも無理ねぇだろーがよ。

お前こそ汗で服透けてんぞ。貧相なもんさらしてねぇでとっとと着替えろよ、ヴァーカ。」

黒子「僕のAさんにセクハラするのやめていただけませんか？気色が悪いです。そのいやらしい目付きで彼女を見ていることさえも万死に値するのに。

内蔵をえぐられたくないのなら、早急にご自身をタンスにでもしまってきてください。この悪童が。」

花宮「おーおー、威勢だけはいいな。アホみたく床にのさばってる子犬の分際で。

んなモヤシみてぇな体付きでこの俺と張り合おうなんざ百年早ぇんだよ。凄みの一つでも覚えてから出直してこい。クソガキが。」

貴「はいはい、２人とも。鉄平たちが巻き込まれたくなくてドン引きしてるから一旦落ち着いてね。

それと、とりあえず一時休戦して場所を映しましょう。でないとテツくんも花宮さんもリコちゃんの鉄槌が脳髄にぶっ刺さりますよ？」

黒子・花宮「………ウィッス…」

.