柘榴 1 (現代) ページ29
貴)酸っぱ...
明)クククッ...驚きました?
彼から渡された1つの実。それは彼の家の庭に生えていた柘榴の実。ソファの上で私はその酸っぱさに思わず顔を歪めた。
貴)こんな味だったなんて知りませんでした。予想以上に酸っぱい...でも、その酸っぱさがサッパリしてて美味しいかも...
私はもう1粒種衣を口に入れた。
貴)それにしてもどうしてこれを私に食べさせてくれたんです?これは観賞用に植えてたんじゃなかったんですか?
明)...Aは柘榴の味が何の味に似ているか知っていますか?
貴)さあ...わかりません...何の味なんです?
すると、隣に座っていた彼は私に手を伸ばして頬をそっと撫でた。
明)さあ...何でしょうね...
クスリと彼が笑った。私はその笑みが恐ろしく見えてびくりとした。彼の目に宿った怪しい光...あぁ、これは...
明)知りたいですか...?では、その前に昔話を聞いてください。
仏教に登場する500人もの子供を持つ美しい神様、鬼子母神。しかし、彼女は自分の子供達を育てるため、人間の子供をさらっては食べていた。それを知った釈迦は柘榴を渡して、人の子の変わりにこれを食べろと言う。その後、鬼子母神は子供を食べなくなった...
ざっと言うと彼が教えてくれた昔話はこんな感じであった。
明)これを聞いたらわかるのではないですか?何の味なのか...
人の子の変わりに食べた柘榴。人の肉の変わりに食べた柘榴...
そういえば昔、おばあちゃんに聞いたことがあった。
柘榴の味は...
私の顔が一瞬にして青ざめた。しかし、それを見て笑う彼。
明)人の肉の味ですよ....柘榴の味は......貴女もこれと同じような味がするのでしょうか...?
彼は私の両手を強く掴んで、ソファに押し倒した。床に柘榴が落ち、種衣がまるで血飛沫のように飛び散った。
貴)みっ...光秀...さん...っ...!
彼は私の首筋に舌を這わせ、噛みついた。
貴)んっ....あっ...!
首を噛みちぎられてしまうのではないかという恐怖で涙が零れ落ちる。
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レミ - 性的な描写があります。フラグをちゃんと立ててください (2018年11月25日 14時) (レス) id: 9e95386d93 (このIDを非表示/違反報告)
瑞 - 黒猫さん» ですよね♪ギャップ萌えですよ!!! (2016年4月17日 10時) (レス) id: 0eaa8b78af (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(プロフ) - 瑞さん» そうですそうです!怖いから良いのです!変態だから良いのです!ww イケメンなのに...っていうギャップがたまりませんw (2016年4月13日 22時) (レス) id: 5e877ed3ac (このIDを非表示/違反報告)
瑞 - 黒猫さん» もう。。。なんか、怖いですww でも、それがいいんですよね♪ (2016年4月10日 23時) (レス) id: 0eaa8b78af (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(プロフ) - 瑞さん» 見れたんですね!opで猿轡をつけて出てきたのにはびっくりしましたよww 確かに光秀様は使いやすいです!技もかっこいい!でも、宴とそれ以前では技がちょっと違ってて以前はもっと激しい技がありましたww (2016年4月5日 21時) (レス) id: 5e877ed3ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒猫ノ尻尾 | 作成日時:2016年2月1日 22時