明智のち天海 〜死神たちの短編集〜

御狐様はストーカー 1 (妖パロ ケモミミ注意!) ページ24

貴)ねーねーどうして私について来るの?

光)私が貴女に取り憑きたいからです。

私に取り憑こうとしている狐の妖怪。名前は光秀というらしく、毎日私の跡をつけてくるいわゆるストーカー。人間の姿で跡をつけてくるのだがその容姿が...

貴)私さーそんな狐耳と尻尾付けた成人男性に跡をつけられたくないんだけど...せめて狐の姿になってよ...

顔はすごい美形だから、まぁケモミミは似合っている。だけど、そんな姿でついて来ると...周りの目が気になって...

光)Aが取り憑かせてくれたら、狐の姿になります。

貴)うわーそれは勘弁...というか、取り憑いてなかったんだね。私はもう取り憑かれてるもんだと思ってたよ。

毎日ついて来るし、たまに私の部屋にいる時もあるしと付け加えると、一応、許可はとろうと思いましてと言う。変なとこ律儀。

貴)一生、私が良いって言わなかったらどうすんの？

光)そうですね...今でも、Aの生着替えやお風呂に入っている時の姿を見ることが出来るので別に今のままでいいですかね。

貴)おい、何てことしてんだよ。てか、いつ見たんだよ。

光)クククッ、私は人間から姿を見えなくすることだって出来るのです。だから、そんなこと簡単に出来ますよ。

貴)このド変態め!

嫁入り前の私の体をよくもっ...!

光)あぁ...思い出したら興奮してきましたっ...!

道端で悶えるド変態野郎の膝のあたりに蹴りを入れる。

貴)今度そんなことしたら塩ぶっかけてやる!

光)あぁっ...A...待ってください...

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