分身 2 ページ22
貴)んんっ......あれ...私...?
明)おはようございます、A。
天)気持ち良さそうに眠っていましたね。
気がつくと私はベッドの上に横になっていた。いったいいつ眠ってしまったのだろうか。
明)それでは天海、そろそろ...
天)あぁ、そうですね...これ以上の長居はいけませんね...ですが、私は帰りません。
明)おや、どうしてです...?
天)クククッ...貴方なら理由を聞かずともおわかりでしょう...?
そう言うと、天海さんがベッドの上に上がってきた。
天)もっとAと一緒にいたいのです...Aの寝顔を見ていたら、離れたくなくなりました。
天海さんがマスクを外す。現れた顔はやっぱり彼と一緒だった。
明)貴方がそのつもりならば、私だって...
彼もベッドの上に上がってくると、私の目の前に2つの全く同じ顔が並ぶ。右には彼、左には天海さん...
貴)な...に...んっ!?天海さん!?
いきなり天海さんが私の唇を塞いだ。でも、すぐに離れてクスクスと笑う。
天)違いますよ、A...私は貴女の恋人の光秀です...全く恋人の私を間違えるとはお仕置きが必要ですねぇ...
貴)えっ...でも...
明)クククッ...私達はね、貴女が寝ている間に入れ替わっていたのですよ...?まぁ、入れ替わっていたのは今日だけではありませんが...
貴)なんで...そんなこと...
2人は顔を見合わせて笑った。
天)私が天海と巡り会った時、私達はすぐに友人になれました。感情も趣味も容姿も同じ、そんな天海は私にとって双子の兄弟のようでとても嬉しかった。ですがね、何もかも同じだからこそ困ったことがあったんです。
明)それはどちらも貴女のことを愛してしまったこと...ですが、私達はどちらかが諦めるなんてことは出来なかったのでね...
天)ある時は恋人の光秀、そしてまたある時は光秀の友人の天海として生活する...ずっとそうやってきたのです。ですが、もうこの人が限界なようでね。
明)おや、貴方だってもう限界だったのでは?
天)クククッ...まぁそうですが...
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レミ - 性的な描写があります。フラグをちゃんと立ててください (2018年11月25日 14時) (レス) id: 9e95386d93 (このIDを非表示/違反報告)
瑞 - 黒猫さん» ですよね♪ギャップ萌えですよ!!! (2016年4月17日 10時) (レス) id: 0eaa8b78af (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(プロフ) - 瑞さん» そうですそうです!怖いから良いのです!変態だから良いのです!ww イケメンなのに...っていうギャップがたまりませんw (2016年4月13日 22時) (レス) id: 5e877ed3ac (このIDを非表示/違反報告)
瑞 - 黒猫さん» もう。。。なんか、怖いですww でも、それがいいんですよね♪ (2016年4月10日 23時) (レス) id: 0eaa8b78af (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(プロフ) - 瑞さん» 見れたんですね!opで猿轡をつけて出てきたのにはびっくりしましたよww 確かに光秀様は使いやすいです!技もかっこいい!でも、宴とそれ以前では技がちょっと違ってて以前はもっと激しい技がありましたww (2016年4月5日 21時) (レス) id: 5e877ed3ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒猫ノ尻尾 | 作成日時:2016年2月1日 22時