明智のち天海 〜死神たちの短編集〜

見た目は子供 頭脳は大人(戦国) ページ16

突然ですが、体が小さくなってしまったようです...
朝、起きたらこの有様...とりあえず人目のつかないところに...着物が大き過ぎて動きづらいですね...

貴)光秀様朝ですよ〜起きてください!

明)ッ!

勢い良く襖が開けられ、彼女が入ってくる。

貴)あれ...童?

彼女はきょとんとして私を見つめてから、その後何を思ったのか顔がみるみるうちに青ざめていく。

貴)も...もしかして...光秀様の!?だっ誰との??誰との子なんだ??

明)違います!!

彼女が盛大な勘違いをし始めたのですかさず否定した。

貴)えっ、違うの？

明)私です!!明智光秀です!!

貴)え...えぇ〜!?うっそぉ〜!?どうしてそんな姿に!?

明)わかりません...朝起きたら体が小さくなってたんです...はぁ...これでは戦に赴くこともできませんね...

貴)だっ大丈夫だよ!きっとすぐに元通りになるって!とりあえず、濃姫様に伝えておくから今日は部屋でゆっくりしてて！

明)ありがとうございます...本当に申し訳ないです...

あぁ、彼女は本当に優しい人だ...彼女に見つけてもらえて良かったです...

貴)それにしても光秀様。

明)何ですか？

貴)とても可愛いらしい...ぎゅ〜していいですか?

明)は?

貴)もうさっきから抱きしめたくて抱きしめたくて!だめですか...?

まさかAさんがこのようなことを言うとは...小さくなるのも良いものですねぇ...

明)クククッ...良いですよ...

貴)やったぁ!

彼女は私を勢い良く抱きしめた。

貴)うぅ〜可愛い可愛いっ！

よしよしと私の頭を撫でながら、強く強く抱きしめる彼女。

Aさん、胸が私の顔に当たってることに気づいてないのでしょうか...?あぁ！なんて幸せなのでしょう...!

明)Aさんっ...ﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧ

貴)どうしたの?呼吸が乱れてるけど...もしかして苦しかった!?

明)大丈夫ですっ!もっと私を抱きしめてくださいっ！

貴)光秀様...

明)さぁ早く!

貴)なっ!胸に頭をすり寄せないでくださいよ!変態っ!今すぐ離れて!

明)嫌です、貴女が胸を押しつけてくるのが悪いんですよ...

貴)そんなの理由になってなっ...!?

突然、私の体が白い煙に包まれると元通りの姿に戻っていた。

貴)ッ//////

着物がはだけ、胸に頬をつけた状態の私を見てあっという間に顔が真っ赤に染まる彼女。

貴)いやぁぁぁッ!!!///////



作者)この後、彼は彼女に叩かれまくられましたとさ、めでたしめでたし←



(あぁっ！もっと強く叩いてくださいっ！)

(うわ〜ん!!変態変態変態ッ!!////)

好きで嫌いで大好きで (現代)→←魅惑の第ニ衣装 (戦国)

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す