あたしの隣。 (ページ8)

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OA 7 ページ8

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りょうくんとざわくんにお話聞いてもらってから
気分転換にてつやんち行こうと言われて

｢てつくん！お邪魔します！｣

て｢おーおー入れ入れ｣

と｢あれ、Aやん。｣

｢としくん！お邪魔してます！｣

と｢お前またでかくなった？｣

｢身長測ってないから分からん！｣

この兄達といる時間は私にとって大切な時間で
学校では大人っぽくしてる私が
唯一子供になれる時間。

ゆ｢え？Aじゃん！久しぶり！！｣

｢あ！！ゆめくんだー！！！久しぶり！｣

久々にゆめくんにも会えて満足。
さっきのことも考えなあかんけど

り｢何も考えずに楽しみなよ｣

とりょうくんに言われたから。

でもいずれかは考えなきゃいけないんだよなあとやはり少し憂鬱になるけど

て｢A～、ごめんジュース取って～｣

と｢ツイキャスで何歌って欲しいとかある？｣

り｢A、お菓子あるよ｣

虫｢Aちゃんごめん、このサムネどうか見てくれん？｣

ゆ｢背も伸びて大人っぽくなってきたね～｣

お兄ちゃん達が鬱な気持ちをぶっ飛ばしてくれる。

｢ありがとう！｣

何が？と聞かれたけど今言いたくなった。

でも神様はまるで私に早く諦めろと言わんばかりに
ことごとく残酷なことを与えてくる。

て｢しばゆー来るってー｣

あ、ゆー兄くるんだ。そこまでは良かったんだけど

て｢あ、あいつも来るらしいわ。｣

あいつ。名前も聞いてないのになんとなく分かった。
あ、ゆー兄の彼女だって。

と｢あー、いんでね？｣

ゆ｢俺まだ会ったことない｣

りょうくんとざわくんが心配そうにこっちを見てくる。
本当は見たくない聞きたくない会いたくない。
この三拍子だけどそんなん言うてられない。

覚悟を決めないと…

し｢おーす｣

来た…。いつもなら嬉しいのになんだか気分が乗らない。

し｢わ、A来てたんか！｣

｢うん！お疲れ様～！｣

女｢あ、噂のAちゃん？｣

でた。ゆー兄の彼女。

可愛くて笑顔が素敵でいかにも女の子らしい人だった。

｢あ、はい！Aです！兄がいつもお世話になってます。｣

りょうくんの心配そうな顔が見えた。

女｢可愛い～！！｣

いい匂いがする。絵に書いたような美人さん。
そんなん適うわけないやん。

て｢うるせえぞ～！｣

女｢てつやの方が煩い！！｣

…あ、私には入れない世界だ。

初めて兄たちとの壁を感じる。