はじめまして、ただいま！【獄都事変】《３》 (ページ29)

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It might be very dangerous. ページ29

「あらあら、なんだと思えば。
触手型の魑魅魍魎か。
じゃあ、さっさと………」

“ぼくは普通じゃなあい、魑魅魍魎と一緒に
すーるーなぁぁぁぁぁあ！！！！”

「亡者でも無いだろうが」

私は相手の技をするりとかわし、
武器を弓に変えて口内に打ち込んだ

“があああああああああああああああああ！！！！！”

「ふん、所詮は雑魚じゃないの」

そう言った
私は其奴に背を向け、元の場所に戻ろうとした
抹本に声をかけようとした
その時

“まだだよぉ”

「！？」

真っ正面なら対抗できたはずなんだよ

馬鹿野郎

ああ………『そっち』は嫌いなんだ

「ぐ、あああああああああああッッッッ！！！！」

其奴の触手が、私の背中を切り裂くように貫いた
激痛、激痛、激痛、激痛

そして
ドサッ、と私は乱雑に落とされた
クッソ………痛ぇな………

“じゃあ次は鬼の子退治………
鬼が居るってことは、鬼の子は上か………”

は？

………鬼の子…？退治………？

「おい、てめぇ……あの子達に手ェ出したら
容赦しないわよ、ぶっ殺されたくなかったら
私の相手をしなさいよ、ま、どっちみち殺すけど」

私は吃驚する程の生命力で、起き上がった
背中はぐじょぐしょなのに…痛いのに………
震えてるよ、多分。寒くてね。

“そのぼろぼろの体でよく言えたね………面白いや！
ぼくのオモチャに相応しい！！あっははは！！”

「オモチャだぁ？誰がよ」

“君の事だ！もちろん、上に居るはずの小鬼も…ね？
殺してやるよ、嬲り殺す………あの子みたいに
可哀想だったよ？でもやれって言われたんだもん
やんなきゃあ……ね？まあ、2匹逃しちゃったけど”

「あの子………って麻生？あんた…
嬲り殺したの………！？何回も何回も！！？」

“そうだよお、オモチャだもん、ぼくの勝手でしょ？”

こいつ
人じゃないけど、人の神経逆撫でするような事して
許されると思って居るの？

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いいわ
私が戦闘不能になるまで動き続けてやる

なにせ私、
『自分の限界がわからない系女子』だからね

わかるまで殺されろ
わかるまで殺せ
あの子達を死なせぬようになるべく早く終わらせる

ほら

完全に怒った私を殺してみろ、糞妖怪