はじめまして、ただいま！【獄都事変】《３》 (ページ13)

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一人での初任務へ。【２】ページ13

麻生side

二階も探索が終わった…
最上階は三階なのかな………屋上は無いみたい

…じゃあ、三階に…斬島くんと佐疫くんが……
……………亡者も……………………

「がんばるがんばる……」

僕は階段を登った
恐る恐る。小さな子供が怖いもの見たさで
お化けの出る古い家の階段を上るみたいに…
背中を丸めて、ゆっくり、ゆっくり…………

「…ぅ…埃っぽい……」

埃っぽいし、二階よりもごちゃごちゃしてる
三階も二階と同じように探索しよう……

“…おいで、哀れな小娘よ。其方が
探しているものは此処にあるぞ…………”

「…えっ？」

“そうだな…蒼い目の鬼と空色の目の鬼…
と言っておこうか…？桃色よ…”

「！！！斬島くんと佐疫くんのこと…………！？
何処にいるのっ！！出て来なさい！！」

“さあ、愚かな小娘…まっすぐにおいで”

「…」

敵の言葉に乗るのはいい気はしないけど…………
………行くしかない…

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「此処…？」

１つだけ、異様な雰囲気を漂わせた扉……
多分…此処…………

思い扉を開けたら…………

「…っ！！麻生！？なんで此処に…う、
き、来ちゃダメだ！」

佐疫くん…！その隣は…斬島くん…！？
ぼろぼろ………っ！

“ふふふふ”

「あ、あ、あ、貴方…………
一体何をしたんですか…っ！！」

怒りが、まるで冷えてた水が凄い熱で
一気に沸騰したみたいに

沸々と、怒りがこみ上げてきた

“愚かなる小娘よ、其方も動けなくしてあげよう…
妾は罪を裁くもの…其方、どんな罪を抱えている？”

「……！？」

-------------------------------------------数時間後

強い……

「麻生！俺たちは後でも平気だから…」

「だめ…だめなの…………」

“あっははははは！！はやく裁きを！死ねぇぇ！”

う…ぼく…………しぬ…の…………？

ー我が主人よ

え…………？

“っっ！？！？亡霊…？…まさか…！！！”

「如何二も！我等こソ三祐と八鎬なリィ～！」
「主人ヨ、僕等ノ力を貸そウでワないか」

「…！！」

来て…くれた…………………？