【始まりません】モブとの恋【あんスタ】

【六話】 ページ8

｢ああ、その事なんだけど…｣

『？』

「その、俺たちからも頼みたかったんだ
他のユニットのプロデュースを」

『おっ？』


坂上は周りのメンバーと顔を合わせて気まずそうにこっちに向き直った


「頼む！俺たちもアイドルを目指してる身だ

勿論、この学校にいる奴らでアイドルになりたくねえって言う奴はいない
全員、実力はバラバラでもいつかは一流のアイドルを目指して努力してる
でもプロデューサーがいなきゃやれることは限られてる
だから、俺たちが一流になれる手助けをしてほしい
この学院の全ユニットのプロデュースをお前に頼みたい！！

頼むっ…！」


…………

なるほどー…

中々酷いんだな、この学院

しかしなぁ


『随分と……欲張りなんだね？
それはつまり、私に1人目のプロデューサーに依存してる奴ら以外全員をプロデュースしろって話だな？』

「………ああ」

『………んふっ、ふっ

あははははははははっ！！ははっ、はっ
あーーははははははははっ！！

あははぁ……』


目を丸くして私を見る彼らに対して大爆笑の私

なにこれ？いやでも、面白くて


『いいじゃんいいじゃん！欲張り最高！
人間としての欲丸出しみたいなその感じめっちゃいいじゃん！！
いいよ、やってやるよ
お前らは努力して、一歩ずつ這ってでも前に進もうとした！
でもその努力すら足蹴にして更に前を進んでいく奴がいる！

なら蹴落とせ！！地獄に落とせ！！
私がプロデュースするお前らこそが1番強いと証明しろ！！
よっしゃ始めるぞ野郎ども！！』

「えっ……！？あっ、えっ、今からかよ！？」

「えぇ…？えっ、プロデュースしてもらえるんですか？やった？」

「えっまじで！？プロデュース！？
やったじゃん！プロデューサーかっけぇ！」

「わー、勢いのままって感じ
でも悪くないよね、この腐った学院に慣れるとこだったよ」

『うっわ、それ最悪じゃん
新鮮ピッチピチが来て良かったな』

「言っとくけどその人先輩だぞ」

『うっそぉ！？あっでも貫禄が…？』

「ないだろ？」

『ねぇなあ』

「失礼だな」

「「wwww」」


まだユニットは1つ目、これからどうなることやら

でも、私はこの学校に1年とちょっとしかいられない

それまでに私がこの学院を変えなきゃいけないのかー

…………でも…

久しぶりだなあ、こういうの

さっ、あいつらに目に物見せてやる為に頑張りますか


＿＿＿＿＿＿＿

久しぶりだなあ、こういうの()
新作書きたい…

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