彼女不足系彼氏

彼女不足。 ページ21

貴女side









一也が珍しくプレーにミスが多かった









だから監督が一也に走ってくるように言った









一也のことが心配になりながらドリングとタオルを持って一也のほうに行った









でもいつもの一也ではなかった…









一也とは今まで喧嘩したことがなかった









お互い考えてることは同じで









似た者同士









学校も学年も部活もクラスも同じ









倉持…









あ、一つだけ思いつく理由がある









貴女「もしかして、









　嫉妬してるの？」









御幸「は？」









一也の声のトーンはいつもより低くて冷たくてこわい









貴女「倉持さ、練習中に足怪我したみたいでそれが気になって休憩のとき倉持のところに行ったの」









ぎゅ









御幸「はぁー









　 もう俺ださすぎ」









なんかいつも通りの一也に戻ってよかった









御幸「俺さ、Aが倉持のところに行ったからすっごいむかついた。









　亮さんが飽きられたんじゃないかっていうからさ









　本当にそうなんじゃないかって思って」









ぺしっ→でこぴん









貴女「ばーか、飽きるわけないでしょ。









　 一也のこと好きすぎて困るくらい愛してるんだから」









御幸「もうほんとAすき









　泣かせてごめんね」









貴女「私も勘違いされるような行動とってごめんね。









　一言くらい一也に伝えれば怒ることも監督から怒られたりプレーでミスすることもなかったのに」









御幸「よし！練習戻ろう！」









ちゅ









御幸「もう、不意打ちやめろって//」









貴女「勘違いさせちゃったお返し」









御幸「あーもうA可愛すぎ！」









さっきまで喧嘩してたのが嘘みたい

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