【黒バス】謎のフード少年？少女？は性別不明！？顔不明！？なにもかも不明な中学生

Seventeen！ ページ18

『やっべ！フード取れた・・・』


「「「「「「！！」」」」」」


はらりとフードが落ち、全員は目を凝らして瞬きも忘れるくらい凝視した。


『ふぅー・・・よかった二重で』


「「「「「((ズザァァ」」」」」


『あーあ、初日からフードダメにしちまった
替え出そ。また何があるかわからないし』


パチンッと鞄から替えのフードを取り出して、はめた。


『ふぅーよしOK！
いやぁ〜一瞬、焦ったわ・・・マジで』


「「「「おい！！」」」」


『ん？』


「フードの替えとかあり得ないのだよ！！」


「二重構えとかなしだろ！！」


「あり得ないっス！マジで！！」


「ちょっとぐらい顔見せてくれてもいいじゃない！！」


「誰も見たことないことがわかりました」


「個性的だな・・・」


「だねぇー。でもあの時は焦ったよ」


『ごめんごめん 』


般若みたいな顔の四人に軽く謝るA。
他の三人も少し期待はしていたみたいで、拍子抜けみたいな表情をしていた。


「しっかし・・・お前って喧嘩強いんだな」


『んまあ、いろいろあったからな』


「何かあったんですか？」


『！いや〜〜よく顔みたいってゆー奴等が大量襲ってきてさぁ〜
大変だった訳よ・・・(-_-;)』


「それは災難でしたね」


『だろー？』


ははっ、と「 でも慣れた」と笑い飛ばした。
その話は実は本当で顔が見たいという相手をバスケで負かしたり、喧嘩で負かしたりしていた。


その時、桃井がAの冷静と喧嘩の強さにピンときた。
何故、そんなに強いのかと何処に住んでたのかと。


「どこに住んでいたの？」


『えーっとね、アメリカ』


その答えにああ、と納得した桃井。

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