検索窓
今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:19,645 hit

忌まわしき過去 ページ3

Aside



「ねぇ、あの公園変じゃない?」


私は今いる場所から
数百メートル離れた公園を指指す


太宰「黒い濃霧…?」


公園を覆うようにかかる黒い濃霧
それはまるで”闇そのもの”だった


「……ねぇ、あの公園って
鏡花の任務の場所の近くじゃ…」

太宰「…最悪公園にいるってことも
……ってA!!!」


太宰がその言葉を言い終える前に
私は全速力で走り出す


鏡花、鏡花、鏡花っ!!!


「お願い、無事でいて…」









−−−−−−−−−−−−−
鏡花side



鏡花「……ここは」

敦「おそらく霧の中…だと思うよ」



辺りは黒一色に染められ
何も見えはしない



鏡花「…真っ暗」

敦「一体何の異能何だ」

鏡花「わからない…こんな異能見たことない」

敦「…ねぇ、鏡花ちゃん、向こうに光が…」



敦が指を指す方向には
確かに一筋の光が見えた

その光を目指し私達は歩く

けど、その光の元にあったのは……








































?「誰も救わぬものに生きる価値はない!」

敦「…っ!!」



?「夜叉白雪はお前の両親を惨殺したのだ」

鏡花「…っ!!」






私達が最も目を背けたいと思い続けている
忌まわしい過去の記憶の欠片だった









−−−−−−−−−−−
Aside


太宰「待つんだ!」


いつの間にか私に追いついた太宰が
私の腕を掴む


「離して!速く行かなきゃ
手遅れになるかもしれない!」

太宰「まだ鏡花ちゃん達が
巻き込まれたと決まったわけじゃ…」

「隆一ならきっと鏡花を餌に
私を釣ろうと考える!!」



そうだ、隆一のことだ
きっと鏡花を餌にして私を釣ろうとする

あいつはそういう男だ

昔からずっと…



太宰「なら私も一緒に行く
君一人だけにするのは危険だ」

「……好きにすれば」



私は太宰の手を払い
公園へと向かう

鏡花の無事を願いながら…

忌まわしき過去2→←黒い霧



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (50 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
163人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ミルクチョコ - れいかさん» そう言っていただけると書く力湧いてきます!!!頑張って更新していきます! (2019年12月11日 10時) (レス) id: 7bad47f6ce (このIDを非表示/違反報告)
ミルクチョコ - 宮園 瑛里華さん» ありがとうございます!!頑張って更新していきます! (2019年12月11日 10時) (レス) id: 7bad47f6ce (このIDを非表示/違反報告)
れいか - 私、文スト大好きで、しかも太宰さん推しです!すごくこの作品好きで、楽しみにしています! (2019年8月6日 22時) (レス) id: 691c487e62 (このIDを非表示/違反報告)
宮園 瑛里華(プロフ) - すごく楽しいです!続きが気になります!更新大変だと思いますが頑張ってください!楽しみにしてます! (2019年7月17日 2時) (レス) id: e2d3d76e70 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクチョコ - ご指摘ありがとうございます!!確かにドッグスで犬達てすもんね(汗)これからも精一杯がんばりますので最後までお付き合いくださいm(_ _)m (2019年7月13日 12時) (レス) id: 7bad47f6ce (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ミルクチョコ | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年7月8日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。