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スマホのアラーム音が耳に鳴り響いて、
私は重たい瞼をゆっくりと開けた。
貴「ん……」
時刻をみると今は8時すぎ。
冬の朝方は空気がひんやりとしていて寒いので、
いつもなかなか布団から出られない。
貴「あれ、赤司くんは…？」
ふと隣をみると、彼の姿はなかった。
あれ。
まさか、昨日の全部夢？
なんだか混乱してきた。
貴「…夢だったら、覚めないでほしかったなあ。」
そんなことを思いながら、少し切なくなる。
でもたしかに、昨日彼に触れた感覚はあって＿＿
「何してるんだ？」
貴「うわぁっ！！」
突然の声に驚いて思わず叫んでしまった。
え、それよりも今の声って＿＿
赤「おはよう、A。」
貴「…赤、司くん。」
部屋のドアから顔を出している彼は、
間違いなく赤司くんだ。
夢じゃ、なかったんだ。
赤「どうした？」
貴「んーん！なんでもない。」
赤「？そうか。」
なんだか不思議そうな顔をする赤司くん。
というか、私よりはやく起きてたのね…
貴「あ、ごめん！朝ごはん今からつくるから…」
赤「いや、ちょうど今できたんだ。」
貴「へ」
そういわれリビングへ向かうと、
貴「わぁ…」
ふわふわのフレンチトースト
コロンとした可愛らしいいちご
そして私の大好きなバニラヨーグルト
赤司くんってほんとになんでもできるのね…
赤「昨日のお礼にと思ってな。勝手に食材を使ってしまってすまない。」
貴「ううん、全然大丈夫！ありがとう、嬉しい。」
一口食べるとほどよい甘さが口の中に広がって、思わず顔が緩む。
赤「どうだ？」
貴「…すごい美味しい。」
赤「それはよかった。」
そう言って微笑む赤司くんの笑顔にきゅんとする。
なんだこの幸せすぎる朝は。
赤｢A。｣
貴「ん、なに？」
赤「今日、一緒に来てくれないか。」
貴「へ？」
口の中にあるのをごくりと飲み込む。
赤「…俺の父が会って話をしたいらしい。」
赤司くんのお父さんが…？
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なみだうさぎ(プロフ) - Aimerさん» ありがとうございます！！ (2016年7月29日 10時) (
レス) id: beb0875317 (このIDを非表示/違反報告)
Aimer(プロフ) - 小説読みました!!すごく面白かったです。これからも楽しみにしてます。 (2016年7月10日 15時) (レス) id: 48157f820f (このIDを非表示/違反報告)
☆wkn☆（まさかの偶然ｗｗｗ） - なみだうさぎさん» ｗｗｗｗそうですよねｗｗお気持ちお察しいたしますｗｗ← 大胆な赤司様も素敵…（真顔）←← (2016年5月28日 10時) (レス) id: 741b238ec7 (このIDを非表示/違反報告)
なみだうさぎ(プロフ) - ☆wkn☆さん» お久しぶりです！私の方も書いててニヤついてしまいました笑笑 (2016年5月15日 20時) (レス) id: beb0875317 (このIDを非表示/違反報告)
☆wkn☆ - 赤司いいいいい！！(*ﾉωﾉ)いきなり大胆になりやがって…！そんな子に育てた覚えはないぞ？！← あ、なみだうさぎさん！お久です(^^♪ (2016年5月12日 18時) (レス) id: 741b238ec7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よもぎ | 作成日時：2016年3月4日 18時
