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school64 ページ8

A「可笑しいですよね。学園長先生。私は姉のように有名ではなかった」

大神さくらや十神白夜、霧切響子のように家が凄い訳でもない。朝日奈葵、桑田怜恩、戦刃むくろのようにスポーツの実績もない。腐川冬子、山田一二三のように作品なんて持ってない。私は他の皆のような才能を持っていない。

A「貴方は私を“超高校級の完璧”の妹としてスカウトしたんですよね?」

霧切仁学園長先生はうつむいてただじっと黙っていた。……そうか。それが貴方の答えなんですね。貴方も評議委員会と何一つ変わらない。

A「答えを聞けて良かったです。ありがとうございました」

私はスッと立ち上がり学園長に一礼して背を向ける。

霧切仁「ま、待ってくれ!!」

ドアに手をかけた所で学園長に引き留められる。

A「なんですか」

霧切仁「確かにそれもあるが、君には何かの可能性がある気がしたんだ。そんな可能性を開花させるのが希望ヶ峰学園の使命だ」

A「……ありがとうございました」

私は今度こそドアに手をかけ外に出た。

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作者名:深夏 | 作成日時:2014年5月28日 20時

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