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よんじゅうきゅう ページ4





コートに入ると、相澤と明星スバルがこちらを見ていた。


こいつらと勝負するのかと考えつつ、軽く手首足首の簡単な準備運動を始めた。




試合が、始まる。




審判を担当している生徒がボールを高く上げた。


それから一拍おいて、ほぼ同時に飛び上がる選手たち。


ぱし、と乾いた音が響き、ボールが私の手に渡る。

心なしか熱気が移り、それでも体温とは調和しきれない冷たさが腕を伝わった瞬間、ボールを地面に打ち付けて走り出す。



何人か抜いてシュートを打ったものの、軽々と明星スバルに止められた。



『〜っ!』


「甘いよ」



そう言った後に明星スバルはすぐ走り出しこちらの仲間を軽々とかわし、確実にゴールに近づいていった。


私も走るも追いつけず、あいつがシュート態勢に入るのをただ呆然と見ていた。







その時だった。









目に映えるほど鮮やかな、





私と同じ水色のシャツが、









明星スバルの手からボールを弾き飛ばした。









それは確実に私向けたもので、ボールは弧を描き私の元へ落ちた。









「A、決めろッ!!!」









こんな時にずるいよね。









A、なんてさ。いつぶりだよ。









目にも留まらぬ速さで私は相手側のゴールの目の前にいき、跳んだ。






ガシャン







ボールをゴールへ叩き入れた。









明星スバルと相澤の唖然とした顔、




私を称賛の目で見てくるチームメイトや観客、




そのなかで誰かが呟いた。








「スッゲー…」







その波に乗るかのように溢れる言葉たち。



「やば、ダンク!?」

「はやすぎ!」

「女子なのにな…」




騒がしくなるコートの周り。









まだまだこれから。

絶対負けない。

ごじゅう→←よんじゅうはち



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魚の骨(プロフ) - テンポが早くて話も面白いので一気見しました。もう占ツク見てないかと思いますが、更新頑張って下さい。 (2023年3月20日 20時) (レス) id: 3eef25fd8b (このIDを非表示/違反報告)
ハルサメ(プロフ) - えなんでいい所で終わるの?!?!! (2022年5月27日 22時) (レス) @page22 id: 525c66bfda (このIDを非表示/違反報告)
夜空ぽむ - お星さまを「ぽちっ」と、しておきました。これからも、更新頑張って下さい! (2017年2月19日 1時) (レス) id: d0cef35fcc (このIDを非表示/違反報告)
黒羽 - すーごい!おもしろいです!お体にお気をつけて更新頑張ってください!応援しています!ε=ε=(ノ≧∇≦)ノ (2017年1月26日 21時) (レス) id: 874c46c86b (このIDを非表示/違反報告)
あさひさす(プロフ) - のん@ソフィアさん» わあああ本当に更新遅れてすいませんんんん!!応援ありがとうございます!!がんばります!!! (2016年9月19日 20時) (レス) id: c344413842 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あさひさす | 作成日時:2016年5月30日 14時

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