大好きだよ…バカやろー。【高尾和成】

ー24ー ページ28

貴女「何でそんなこと聞くの？」


高尾「なんとなく？」



…疑問系で返されても…。



高尾「…。」

貴女「…。」




沈黙…。


真ちゃんのきみたく、二人して黙ってる。




貴女「ねぇ、｣


高尾「ん？｣

貴女「なんか話ないの？」

高尾「…ねぇな｣






貴女「……じゃあ何で部屋に呼んだのさ｣


高尾「なんとなく？」




またそれか


でも、こんな沈黙でも何故かドキドキしてしまってる自分がいるわけで…。




貴女「…っ｣



高尾「顔赤ぇよ｣


そう、また顔を覗き込む



やめてってば…

ドキドキさせないでってば…。



貴女「…気のせいじゃない？」


私は、和くんにもらったお茶をぐっと飲む





高尾「ふーん｣



貴女「なに…



っ…!!｣




反論をしようとしたら

和くんにぐっと腕を引っ張られて



私は…



貴女「和…くん？」









和くんに抱き締められていた。

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