大好きだよ…バカやろー。【高尾和成】

ー18ー ページ22

真ちゃんと帰ることになったけど…









沈黙…。






怖いくらいの沈黙…。



そりゃあ、真ちゃんに弾けてて盛り上がる話されたら逆に怖いけどさ…。




貴女「…真ちゃん」


緑間「なんだ｣





なんでもないです…。
なくとなく静かだったので呼びました。



なんて言えるわけがない。



貴女「あの、えっと｣

緑間「なんだ、話しかけておいてなぜ佐原が詰まる。」


えっ…



貴女「…あっ…真ちゃんて、好きな人いないのかな？」




ぱっと出てきた話題を持ち出した。


…真ちゃんに恋バナって…。

自分でもおかしいのはわかってるんだけど…

わかってるけど他に話題なんてないよ？




緑間「居ない｣




ですよねー。






貴女「そっか、そーだよね、

いきなりごめんね？真ちゃん」



緑間「…構わないのだよ｣







また、沈黙が続いたけどここの曲がり道で私たちは別れる




貴女「じゃあ、また明日ね

わがまま聞いてくれてありがとう｣


緑間「あぁ、
別にわがままではないのだよ。俺も誰と帰ろうか迷っていたからな｣



そう言って私たちは自分の家へ帰るべくそれぞれ歩いていった。









その時




高尾「……A！！！｣






貴女「え…？」





和くん…？

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