Sunshine15 ページ15
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徳川「君たちに話がある。A、少しだけ待っててくれるか？」
A「うん、大丈夫だよ！行ってらっしゃい。」
カズ兄が病室から出ると、それに連れて部屋から出ていくみんな。
彼らは一体何者なのだろうか。
次会った時に聞いてみればいっか。
カズ兄が戻ってくるまでの間、私は窓の外の景色をボーッと見ていた。
そして何故か幸村精市君のことが気になった。
綺麗に笑っていたのに、どこか寂しそうな瞳をしていた貴方が。
A「幸村……精市」
ポツリ、と名前を呼んでいた。
その声を聞いた人は私以外誰もいなかった。
Side幸村
徳川「記憶が、ない？」
幸村「そうみたいです。」
徳川さんに連れてこられたのは病院の外にある公園。
ベンチに座れるのはせいぜい三人だったから、俺、徳川さん、そしてずっと泣きっぱなしの赤也が座り
あとのみんなはそれを囲むようにして立っていた。
徳川さんの質問はAの異変についてだった。
俺たちだって詳しくは知らない。
だから記憶を失くしたとしか伝えられない。
俺たちと関わっていたことだけすっぽりと抜けた記憶。
俺は、何回君の記憶から姿を消せばいいのだろう。
自己紹介をしてくれた時には胸が張り裂けそうなほど苦しかった。
現実を突きつけられてるような気がして。
いや、気がしてじゃなく、実際現実を突きつけられた。
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にくまん(プロフ) - 楽しみです！ (2018年8月15日 13時) (
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作者名：ゆん | 作成日時：2018年8月15日 11時
