百二十三 ページ40
一期「遥殿、足元お気をつけて」
遥「はいはい」
陸奥守「いやぁ!安心安心!」
遥「長い間留守にしちゃってごめん」
陸奥守「なぁーんも!主が無事なら、それでいいんじゃ!」
目が覚めてから3日が経ってようやく退院許可がおり、迎えに来てくれた一期と陸奥守。
私を見た瞬間、ほっとした表情を浮かべた陸奥守には、少し驚いた。
あんなに切羽詰まったような陸奥守見たことがなかったから。
自分がどれだけ大事にされているか、一目瞭然だ。
陸奥守「毎日心配じゃて暴れる大和守を抑え込むのは大変じゃった…膝丸が赤疲労ぜよ」
遥「…膝丸にはしばらく休暇をあげよう。あと三色団子」
陸奥守「みぃーんな心配しとった!はやく顔を見せてやらんと!」
遥「うん、そうだね」
そうこう話している間に本丸の門が見えてくる。
遥「(最初はあんなに綺麗な門じゃなかった。…変わったなぁ、ここも)」
((ギィィ
遥「ただい」
安定「主いいいいいい!!!」
遥「ま"っ」
安定「おかえりいいいい」
遥「た、だいま…」
本丸の門を久々に開けると、猪のように突進してきた安定。
な、内臓出るかと思った…
安定「よかったぁ、僕主いなくなったらどうしようかと…」
清光「主!よかった、無事で……大丈夫?」
遥「うん…あの…危なかった…」
三日月「主、もう本当に大丈夫なのか?」
遥「なんともない。ただ、大事をとって2日くらいは出陣とかするなってドクターストップ」
膝丸「あぁ…主…おかえり」
遥「……本当ごめん、お前ほんと出来るやつだよ、ありがとう」
主、主と徐々に人が集まってくる。
あぁ、こんなにたくさん仲間ができたのか、アタシには。
遥「…幸せ、だな」
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作者名:桜海 | 作成日時:2018年10月13日 8時