自傷少女と優しい次男

過去の話 ページ40

「今から過去の事皆に話します」

カラ松「言いたくない部分は無理して言わなくても良いんだぞ？」

一松「言える範囲で良いからね」

チョロ松「とにかく無理だけは絶対しないでね」

「はい！ありがとうございます」


―――――――――――――

本当の両親は私が生まれてすぐ、私を置いて
逃げたらしい

その時の記憶はなく、孤児院の人がそう言ってたから、あぁ、そうなんだ…と思った

私は一人ぼっちになってしまい、孤児院で
育てられた




そして、私は小学校に入学した


最悪の地獄はここから始まっていた





最初は無視されたり、物がなくなったりなど

軽いいじめだった



しかし、学年が上がるごとにどんどんエスカレート

して行って、あまりにも苦しいときは

仮病を使ったことがある



くつ箱を見ればゴミの山


机には悪口の嵐


服とかもびりびりに切り裂かれ、

クラスのリーダーにハサミで髪の毛を切られた

こともある






でも一番辛かったのは中学生のときだった


私のクラスでお金が頻繁に無くなる事件が

あって、それの犯人扱いされたことだった





ー貧乏人だからお金必要だよね？


―犯人はアンタしかいないでしょ？


―お金盗むなんて人間としてサイテーよね


ー早く消えて






ひどい…私じゃないのに…


何で犯人扱いされなきゃいけないの？


ひどい…ヒドイ…



―――――――――――――



私はあれ以来、雰囲気がかなり変わったと思う


昔はわりと鮮やかな服を着ていたが、今は

黒、黒、黒づくしになっていた



人の目が気になるようになり、外に行く時は

フードを被ることが多くなった



目の色もだんだん暗くなってしまい

喋り方も何故か敬語口調になっていった

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