意地悪ドS王子と甘えん坊王子【赤司征十郎】【黄瀬涼太】

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赤司｢すまないな、いきなり連れ出して｣






｢あっ、い、いえ…｣







赤司くんの手がぱっと離れる





…何も言わない赤司くん。




ボーっとしてる








えっ…と



声かけた方がいいのかな？






｢あの…赤司くん？｣






赤司｢っ?!…ああ、すまない

少し君に聞きたいことがあるんだが…いいかい？｣






おお、赤司くんでも慌てることあるんだ





｢はい、なんですか？｣





つい、この人の前では敬語になってしまう…


オーラが半端ないのだ。






赤司｢君はこの世界の人間ではないね？｣





…速攻バレた。





まあ、この人に冗談は通じないだろう






｢…はい｣






赤司｢どうやってこの世界に？｣







｢意識を失ってて、目を覚ましたら…

目の前にテツヤくんがいました…｣







信じられないな とでも言いたげな顔をしている





そりゃそうだ。だって私も信じられない





その後もいくつか質問にあい、



赤司くんはこう言った。







赤司｢とりあえず、君は今日から俺の家においで。

入学手続きも俺がやろう｣









…っと、はい？




｢え、と、テツヤくん…は？｣







赤司｢黒子の家でお前の面倒を見るのは負担が大きいだろう｣





ああ、確かに。






赤司｢それとも、そんなに黒子が好きかい？｣





少し低めの声で言う赤司くん。







私は首をブンブンと横に振った

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