涙と笑顔は知っている【２】 (ページ18)

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５５、本当に解散ページ18

若「ちょっ、お前どういうことだよ！」

若武が叫ぶかのように言う。

上「どういうことって、メンバーの気持ち放置して自分の夢だけ叶えようとする奴なんて最低だろ。そういう奴が７人もいるチームのリーダーなんだぜ。絶対ダメだろ。リーダーはメンバーをまとめて、引っ張っていく存在なんだよ。けど、お前は何もかも自分勝手で横暴で、リーダーなんかにふさわしくない。俺はリーダーを変えることを提案する。」

上杉君は冷たい口調で言い放った。

たしかに、上杉君が言っていることはちゃんと根拠もあるし、納得できる。

けど、リーダーを変えるなんて・・・

若「たしかに、俺はアーヤの気持ち無視してた。それについては反省してるし、悪かったとも思ってる。アーヤごめん。」

彩「えっ、あ、うん。大丈夫。」

謝られた。

で、でも、この状況どうすんの・・・

若「でも、リーダー変えるのはちょっと早まりすぎじゃねぇか。横暴はお前の方なんじゃねぇのか！？」

上「お前バカか！早まってねぇよ！変えようと思った事が起きたから言ってるんだろ！？」

そしていつもの喧嘩投入。

あーもう・・・

何でこんなに上手くいかないの！？

集合させない方が良かったのかも・・・

・・・・もうっ！！！

私は我慢が出来なくて怒りが爆発した。

彩「いい加減にしなさいよ！これ以上喧嘩するんだったら出て行って！ていうかうるさい！話し合い中でしょ！？」

若武と上杉君はビックリして私を見る。

もちろん、２人以外の皆も。

彩「じゃあ、もういいよ。解散しよっ！」

私はそう言い放って出て行った。

少しとぼとぼ歩く・・・と・・・・

事の大きさに気付き、私はやってしまったと思った。

もう・・・・

皆のバカーーーーー！！！！！！