18話 ページ19
夢ノ咲学院には戻らず、玲明学園付近のお洒落なカフェに行った
初めて来たところだが、お洒落で落ち着く所...と思ったら夢ノ咲学院の近くにあるカフェと同じ名前だった
このカフェ、チェーン店なのか？
窓辺の席に座り、料理を待つ
さっき食べたばかりだがメニューでパフェを見つけた瞬間、司くんを思い出したから頼んでしまった
？「(人2)ちゃん！久しぶりだね、こんな時間にサボり？」
『...あ、近所のおばちゃん！』
顔を上げると見慣れた顔の人がいた
私が生まれたときから付き合いが長い近所のおばちゃんだ
こんなところに...
サボりじゃないよ、と玲明学園に行ってたことを話す
近所のおばちゃん「玲明に体験？転校でもするの？」
『あぁ...夢ノ先で色々あって、そしたら玲明か秀越学園に行ってみようかって勧められて』
その瞬間パフェが来た
小さくいただきますと言いながら食べようとする
近所のおばちゃん「何があったの...？」
口の前でスプーンが止まる
おばちゃんの目は心が痛みそうな目をしていた
心配させてしまった、言いたくない
でも口からぽろりと出てしまった
『私以外に天才プロデューサーがいてさ、みんなその子の方に行っちゃったんだ...誰も私のことを頼りにしてくれなくなっちゃった。でも分かってるよ、みんなは悪くないってこと...それでも、でも』
視界が霞む、頭がくらくらする
泣き虫だな私、公共の場で泣いちゃうなんて
手で声を抑える
辛かったよねっとおばちゃんが隣に来て撫でてくれる
少し冷たい手
最近撫でられてばかりだ
近所のおばちゃん「おばちゃんがひとつお節介を言うとね、今諦めたらそれまで積み上げて来た努力は無駄になっちゃうよ。しかも勧められたんでしょ？転校しなって...誰かに指示される人生なんて(人2)ちゃん嫌いでしょ」
と、優しい声で言われた
確かに小さい頃から自分のしたい事をするガキ大将みたいな性格だった
そんな性格と自分は向き合えなかったけど
ちょっとその性格を生かしてみようかな...
涙を拭いて私はガツガツとパフェを流し込んだ
泣いたら腹が減った
明日は秀越学園か、頑張るぞ。
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どんぐり拾いたい(プロフ) - ちぃさん» 凪砂ですね…訂正しました！すみません…教えてくれてありがとうございます！ (2019年10月30日 7時) (
レス) id: 58d6871c3e (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - 凪沙ってなっているんですけど、多分、凪砂では無いでしょうか…？ (2019年10月30日 1時) (レス) id: e94fd079ce (このIDを非表示/違反報告)
どんぐり拾いたい(プロフ) - わさまんさん» コメントありがとうございます！『とても好き』とか初めて言われました…すごく嬉しいです…本当にありがとうございます！ (2019年6月22日 23時) (レス) id: 58d6871c3e (このIDを非表示/違反報告)
わさまん(プロフ) - 初コメ失礼します、この作品とても好きです！！ゆっくりでも構わないので更新待ってます。応援してます！ (2019年6月17日 4時) (レス) id: 8f7fd3a04c (このIDを非表示/違反報告)
夜月 - 凪沙...カッコ良かったよ笑シリアス雰囲気壊してくれてありがとうw決して浮気ではないけど、お前も可愛いなあ〜！ﾜｼﾜｼ (2019年5月31日 23時) (レス) id: 3bb4ad65c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どんぐり拾いたい | 作成日時：2019年5月2日 12時
