必要か不必要か早く決めろや！1【あんスタ】

17話 ページ18

曲を流してから1分後ぐらいにはジュンくんもちゃんと踊ってくれた

曲が終わり、レッスン室に響き渡るぐらいの拍手をする

とにかくすごかった。レベルが違う
美点しか見つからず欠点がなかった

日和はどう？どう？と意見を聞いてくる

『せめて何か言うなら曲がつまんないっていうか...ありきたりな曲だな...って』

2人はポカンとしながら私の方を見た
とてつもなく的外れな意見を言ってしまった

日和がふふっと笑い始める
どうぞたくさん好きに笑ってくれ

顔を伏せようとすると

日和「ジュンくん、この曲作ったのソウくん？だっけ？」

ジュン「あー、正解っすね。Eveのために作ったって言って音源渡されたんっすよね...っておひいさんに言ってその音源渡した覚えがあるんすけど...忘れました？」

そんなの聞いてないね、と日和は目を逸らす

ソウくんって教室まで案内してくれた奏くんだよね？曲まで作れるのか...カッコイイ

それより私奏くんの曲貶しちゃった？

日和「まぁ、作曲は上手いのに作詞はロマンチストっぽいし、(人2)ちゃんが言ったように少々つまんないね！」

いいところに気づいたね、と頭を撫でられる

凛月たちとは違う髪型が崩れない優しい撫で方

ジュン「次見るときはボクたちの踊りに関しての意見がほしいっすね」

そこで予鈴がなる

ちなみに私はもう帰る時間だ
玲明の偉い人から午後は夢ノ咲で過ごしなさいと言われたからだ。行かないけど

とりあえず準備をし、校門へ向かう

もうすぐ本鈴が鳴るのに校門までついてきてもらった

日和「また来てね！」

と2人に手を振られる
私も手を振り返し、前を向く

ちょっとずつ校門が遠ざかって来たとき

日和「行きたいと思ったらでいいからね！！」

と日和の声が聞こえた

気づいた瞬間すぐ振り返るが2人はもう校舎側を向いて入っていくところだった



正直今の自分は行きたいのか、行きたくないのかどっちなんだろう


__________________________

奏くんの漢字が間違っていたため訂正

18話→←16話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す