第115話🦇大食いチャレンジ ページ20
*ミラ side*
「え〜それでは、我々チーム……大食いチャレンジ、スタート！！」
大食いチャレンジが開始するなり、トントン(＆トン)とゾムがものすごい勢いで料理をたいらげていく。
アタシは食べる量はヒト並なので、普通にステーキを頬張っていた。バリ
「ほら言わんこっちゃない！ アイツらばっかり目立っとるやないか」
ウツの言う通り、野次馬たちの注目の的はトントン＆トンとゾムの2人と1匹。どう見ても、シャオロンが目立てるようなシチュエーションではない。
「どないすんねん、シャオロン……」
心配するウツをよそに、シャオロンはニヤッと笑って1人前のステーキを完食した。魔茶までもらって……
「あー、美味しかった」
「シャオちゃんッッ!?!? やる気あんのか!?」
「めちゃくちゃある」
いや、そんなキリッとした顔されましてもww
「嘘つけ！！ 思いっきり
「食べれんもんはどう足掻いても食べれんって。マジでどうする気なん？ シャオさんよ」
アタシもようやく1人前を完食し、シャオロンに尋ねる。
「まぁ落ち着けよ、2人とも……」
魔茶をテーブルに置き、シャオロンはやけに余裕ありげな顔である一点を指差す。
「俺の見立てじゃ、“そろそろ”や」
「「え……？」」
ウツと共に疑問符を漏らしたその時、ゾムがおもむろに手を止めた。
「……飽きたわ」
「!?」
「ハァ!?www」
あw飽きたってコイツww どんだけ気まぐれさんやねんwww
「トントン、コレあげる。コレも、はいコレも」
飽きたと言って手を止めたゾムは、自分の分の料理をトントンに押しつけ始めた。
「ちょッ、ちょっと待て。ソレお前の分やないかい。さすがにそんなに食えへんぞ!?」
「遠慮すんなって！ オレはただトントンが、(苦しみながら)いっぱい食べてる姿を見られれば満足やから……！！」
「コイツこないだの歓迎会で味
あー……そういえばあん時もトントン、ゾムに吐くほど食害されてたっけw
「やっぱりこうなると思ったわ……」
ゾムに食害されるトントンを横目に、シャオロンは溜め息をつく。
「状況悪化しとるやんけ！ ホンマどうすんねん、これじゃ完食すらできへんぞ!?」
慌てるウツに、シャオロンはガタッと立ち上がって両手に料理を持つ。
「……ようやく、俺の出番やな！！」
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空文 晴霧(プロフ) - かりんとうさん» ありがとうございます！！ 悪周期、いずれ書きたいとは思ってるんですよね…！！ 展開的にかなーーーり先の話になるかもしれませんが、いつか実現させたいと思います( *´꒳`* ) (2022年6月27日 20時) (
レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
かりんとう - とてもおもしろかったです！少し図々しいですが私はミラちゃんの悪周期が見てみたいです！ホントに図々しいですがよろしくお願いします!!更新頑張って下さい!楽しみに待っています!! (2022年6月27日 20時) (レス) id: 58b8eec53b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空文 晴霧 | 作成日時：2022年5月31日 13時
