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248話 ページ3

「追いついたっす!」

あきおが送ったパスを何としても繋げるように壁山は脚を限界まで伸ばす

「ッ!」

円堂の言葉を信じて走り、風丸にやっと届いたパス

「龍の誇りにかけて抜かせません!」

「チッ!」

チームで機能し始めたあきおにこれ以上の自由を許さないとでも言うように、司令塔がついに自分からタイマンを仕掛ける


「不動ッ!!」


鬼道の呼ぶ声に走り出し、好敵手と共に走る


「「うぉおおおおッ!!」」


双方が反対側から加えたエネルギーから紫の渦が発生し、やがて唖然とするチェ・チャンスウを巻き込む

「なに!?」

突破したあきおがそのままシュートを決めると思いきや、私と同じようにヒールで後ろ上空へボールを蹴飛ばす

「行くぞ壁山ッ!」

「はいっす!」

任された期待に応えるために、1番反発していた2人が跳躍する

韓国が取ってしまうと思った瞬間、壁山は自分の足裏を踏み台にさせ、風丸がさらに舞い上がる


「うぉおおおおッ!!」

「大爆発張り手ー!」


風を纏い蹴ったシュートは風の渦を起こしながら何度も押し出される手に耐え、得点板に一点を刻ませた

「「やったーッ!!」」

「名付けて、竜巻落とし!」

「今の技、綱海さんが壁山くんと練習してた技じゃ!?」

「関係ねぇってそんなの!本当によく決めてくれたぜッ!!」

ベンチで土方と肩を組み自分の事のように喜びを表す


「最高のタイミングだったよ」

「…俺が欲しいのは勝利だけだ」

風丸の賞賛に冷たく返し、背を向け歩くあきお

「なんだ、あの態度」

「あれが、不動明王なのさ」

「だな」

「はいっす!」


「うわあ!」


和解した雰囲気を感じたが、あまりにも虫が良すぎる
ふんっとそっぽを向けば再び膝に衝撃が走り崩れ落ちた。犯人は鬼道だった


「勝つぞ、みんな!」








「勝って世界だ!!」







「「「おおーーーーッ!!」」」

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調味料(プロフ) - こころさん» ありがとうございます!自分のペースになりますがこれからも頑張ります! (2021年2月8日 10時) (レス) id: 6e1f936d79 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - 面白かったです。もしよかったら更新してください!続き楽しみにしてます (2021年1月19日 0時) (レス) id: eb962bcdd2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:調味料 | 作成日時:2021年1月2日 11時

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