未来予報士現実主義者の恋物語【シンタロー】

第３３話 ページ35

カノside

Aと、目を合わせられない。

Aと、話せない。

僕が告白したから、嫌になった？

それとも、意識してる？

…クソ、わかんない…。

ねえ、A？

僕まだ告白の返事聞いてないよ。

やっぱり僕じゃダメ？

そうだよね、こんな嘘つきな人間、好きにならないよね。

キド「カノ。お前、何か悩みがあるんだろ？

俺で良ければ聞いてやるぞ。」

キドは僕のこと何でも解るんだね。

孤児院にいるときからそうだった。

何でもお見通し。

カノ「ありがと、キド。

実はさ…。」



キド「ほうほう…。

つまり、Aと話せなくなったりするのが嫌。

そう言うことか？」

カノ「そんな感じ。

Aは多分、シンタローくんが好きなんだよ。

仲良さそうだし。」

キド「いや、実は俺もそう思ってた。

でも、この前マリーと３人で造花作りをしてるとき、

あたしが好きなのはセトだ…って。

バリバリ声に出てた。」

カノ「セトねぇ…。」

キド「まぁ、お前はお前で頑張れよ。

誰かが何か言ったところで諦めるほどお前の恋はカンタンじゃないだろ。」

カノ「ありがとう。

僕、Aの部屋行くね…！」

僕はAの部屋に急いで行った。

カノ「は…？w

何この映像wwww」

僕が見たのは…。

シンタローくんとマリーが、Aの部屋の前でじゃれあってるとこだった。

入れねぇえぇえぇええwwwwwwwwwwww

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