●純粋な彼は。26 ページ28
ｷﾄﾞ「大事な話をする」
貴「は、はぁ…何でしょう」
ｷﾄﾞ「それは俺たちも体験した事がある。俺たちが体験した事によると、その夢は約3日間見続ける。その夢を見終わった後、数日間俺たちの持っている“能力”が操作出来なくなり、勝手に発動してしまうようになるんだ」
貴「え…ほ、本当ですか?で、その後は!?」
ｶﾉ「安心して。数日経ったら突然元に戻るから」
貴「数日ってどれくらいですか!?」
ｷﾄﾞ「個人差が激しい。一番長かったのはセトで約3週間だ。」
貴「3……週間…」
突然言われたこの“現象”。3週間も続くだなんて聞いて頭が回らなくなった。
貴「な、何か止める方法とか無いんですかね……?」
ｷﾄﾞ「今のところは」
と言って首を横に降る。ま、予想はしていた。あったら、もうとっくに伝えてるだろう。
ｾﾄ「いやー、マリーの時は大変だったっすね。容赦なく突然石にされるっすから」
ｶﾉ「そうそう。あの時はなるべく引き込もってもらったよね」
ﾓﾓ「ひぃ！それは大変だったですね…」
そんな大変な事が起ころうとしているのか。
…私の能力だなんて、突然人や物を相手の目に挟んでしまうに違いない。そんなの迷惑すぎる。
ｼﾝ「そんな暗い顔すんな。俺はまだなったことなくて、今初めて知った。正直俺も戸惑っている。
…けど、できる限り協力するから。」
優しく頭を撫でられる。心臓が一気に高鳴り始める。
ﾓﾓ「うん。お兄ちゃんと言う通り。私は体験したことあるから、お兄ちゃんよりも協力出来るからね！」
ｴﾈ「ご主人、何格好つけてるんですか。キモチワルイデス。」
ｶﾉ「僕も。何でも言ってね」
ｺﾉ「出来るものなら全て尽くすよ」
ﾋﾋﾞ「全てとはいかないけど、僕も頑張るよ」
どうしよう。協力するだなんて…
皆を巻き込んでしまったらどうしよう。後で引き返せない事にでもなったらどうしよう…私は、私はー…
貴「うぅ…ｸﾞｽｯ」
ｷﾄﾞ「お、おいA、どうした!?」
貴「…もし、皆を巻き込んでしまったら、引き返せない事にでもなったらどうしよう…」
ｾﾄ「そんなの後で考えれば良いんじゃないっすか！今はAちゃんを守るのが優先っす」
ｾﾄの言葉でもっと涙がこぼれ落ちる。
貴(やっぱり、セトさんは純粋で鈍感で子供みたい……)
ﾋﾋﾞ「おじさんの言う通り」
ｷﾄﾞ「ﾌｯ…そうだな」
ﾏﾘ「Aちゃんを守るよ！」
貴「皆、有難う。私も、私も頑張って貫き通します！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 70人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
☆アリス☆ - いつも読んでます！6万hitおめでとうございます！！これからも頑張って下さい！ (2015年1月20日 18時) (
レス) id: 0cb6f58b42 (このIDを非表示/違反報告)
みりん。⇔セト(プロフ) - ついに60.000hit超え！！！有難うございます！！凄く嬉しいです！これからも、何卒宜しくお願いします(´∀`*) (2015年1月19日 21時) (レス) id: 0cb6f58b42 (このIDを非表示/違反報告)
セト(プロフ) - みりん。⇔セトさん» ご想像にお任せするっす☆ (2014年12月27日 17時) (レス) id: 8967be9ffa (このIDを非表示/違反報告)
みりん。⇔セト(プロフ) - セトさん» 向こうって何処…？// (2014年12月27日 16時) (レス) id: 0cb6f58b42 (このIDを非表示/違反報告)
セト(プロフ) - みりん。⇔セトさん» 俺だけって言われるとなんかむず痒くなるっすね…//嬉しいっすよ、ほんとに。でもここじゃあれなんで、向こう行ったら…ね？ (2014年12月27日 16時) (レス) id: 8967be9ffa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みりん。 | 作成日時：2013年10月31日 2時
