検索窓
今日:4 hit、昨日:12 hit、合計:8,161 hit

最後のページと続編を ページ21

某日


今日は_



そこで日記は終わっていたそうな。ページが見事消えていて、破りとられた跡が沢山。それを見てはいぶかしげに眉を寄せ、首を捻るフェリシアーノ。

「ヴェ〜…、おもちって何だろう?」

パタリ、少し埃を被った茶色く色褪せたノートを閉じる。埃がフワッと近くに舞う。ケホッ、ケホッ…と小さく咳き込むフェリシアーノ。古く、少し黴臭い棚に古いノートをしまう。

「Aって…誰だっけ、…?」

薄く鮮やかな黄色の目を開き、ゆっくりと一歩一歩踏みしめて菊の元へと駆け寄る。後ろに立った所で相手の肩に優しく手を置く。びくっと肩を揺らし此方を振り返る菊を何時もの優しくフワフワとした笑みで見据えていた。

「何か、見つけた?」

何時にも増して明るい声で問うフェリシアーノ。相手の目線まで屈んで、どう?と聞く。

「あぁ…まだ何も…おや?」

沢山の古く黴臭い書物の中に一つ、鮮やかな表紙の新しい本が紛れ込んでいた。

こんな物持っていたっけか…と不思議に思い、ゆっくりと手を伸ばしそれを手に取る。

しっくりと手に重みが感じられたのか、少し手に力を入れ、ページを開く菊。中は英語表記で色々かかれていた。

「ヴェ〜…これは俺には読めないや。」

そう呟き少し悔しそうに後退るとルートなら…と、また別の事を呟き始める。挿し絵が少なからずあるが、本からすべての情報を得るには少々辛い。

「菊〜!それルートに読んでもらおうよ〜!」

一際いい案を思い付いたと言わんばかりに両手をぶんぶんと上下に揺らし、先程までぶつぶつと呟いていた。どう?どう?と言いたげに此方を薄く瞳を見せて来るフェリシアーノ。

「そう、しましょうか。」

一瞬迷惑か、と躊躇ったが、少なからず内容が気になるので、好奇心に負け、読めるであろう人間に頼る。膝の上の埃をパパッと払い落とすとゆっくり立ち上がり、ルートと言われる男の元へと歩み出した。確か書斎ではなく、物置にいたはず…と、物置に向かう。後ろを菊と同じ様に静かに歩き着いていくフェリシアーノ。

*


続くんですねこれが!!!そして日記無理矢理終わらせてごめんなさーいネタ切れだったんですうううぅ許してええぇ(((

この小説の続きへ→←二十ページ目



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.7/10 (7 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
7人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - 淘汰さん» 有難うございます^^ (2015年9月21日 9時) (レス) id: 04ae976246 (このIDを非表示/違反報告)
淘汰(プロフ) - 零さん» うあぁありがとうございます本当涙で画面が見えなi←←←((( お、俺も零さん大好きです!!!あ、作品も零さんも?!←← (2015年8月30日 20時) (レス) id: 9eaa722a11 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 淘汰さん» いや、私もすみません^^あなた様の作品好きですよw (2015年8月30日 13時) (レス) id: 04ae976246 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 淘汰さん» いえいえ^^ (2015年8月30日 11時) (レス) id: 04ae976246 (このIDを非表示/違反報告)
淘汰(プロフ) - 零さん» してありがとうは此方の台詞です言っていただかなければあのまま気付かず天姫様を傷付け続ける事になっていましたし本当に感謝しても仕切れないです、ありがとうございます (2015年8月29日 11時) (レス) id: 9eaa722a11 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:淘汰 | 作成日時:2015年7月27日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。