妖精の尻尾のお姫様part2【FAIRY TAIL】

第44話 グレイの過去 ページ9

その後私達は遺跡に向かっていた

そこでグレイは自らの過去について語ってくれた




零帝リオンはグレイの兄弟子であり、
ウルはデリオラにグレイの身代わりになり殺され、すでに死んでいる
リオンは師匠のウルを越すことが目標


ウルがいない今…
ウルの倒せなかったデリオラを倒す事で
ウルという存在を超えようとしている


リオンはそうしようもしているらしい






ルーシィ「そっか…死んだ人を追い越すには、その方法しか…」

グレイ「いや…あいつは知らないんだ」

ルーシィ「え？」




グレイ「確かに、ウルはオレたちの前からいなくなった…だけど…ウルは、まだ生きている」




グレイの発言に驚く私達


ルーシィ「え？」

A「生きてるって…どうやって…」

エルザ「どういう事だ？一体過去に、何があった」



"１０年前"と呟きグレイはまた話を続ける



…かつて彼の住んでいた街はデリオラに襲われ、

壊滅するまで、１日とかからなかった


彼は偶然通りかかったウルと弟子をしていたリオンに助けられた



それが全ての始まりだった…───




グレイはデリオラを倒すことだけを目標とし

ウルの弟子となった


そこで、今の…氷の造形魔法を教わった



『造形魔法は"自由"の魔法だ

造りだす形は十人十色

術者の個性が、最も出る魔法だ』


そうウルはグレイとリオンに教えた



そんなある日、グレイはデリオラの話を耳にした

…彼はウルの忠告も聞かず、１人家を飛び出していく




オレが死んだら、もっと強い魔法を教えてくれなかった

アンタを、恨む




当時わずか８歳だったグレイ

そんな子供に厄災の悪魔 デリオラは倒せるはずも無い…




しかし、適わないと悟ったグレイの元にウルが現れた


デリオラはウルの魔法によって封じられた

自分の体を氷と化す絶対氷結(アイスドシェル)という魔法によって…




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