妖精の尻尾のお姫様part2【FAIRY TAIL】

第55話 月を壊しましょーう！ ページ20

月を破壊するために矢倉に登った２人



エルの換装した鎧は"巨人の鎧"

投擲力を上げる効果を持つ鎧
そして手にしている槍は闇を退けし
"破邪の槍"


あの槍をナツの火力でブーストさせるらしい




グレイ、ルーシィ「(イヤイヤ無理だから)」


エルザ「行くぞ」



グレイ「２人とも何であんなにノリノリなんだよ…」

ルーシィ「まさか、本当に月が壊れたりしないよね…」


A「でも楽しそうだよ？」


グレイ「どこが楽しいんだよ…」



ルーシィ「Aの”楽しい”は他の人とちょっと違うのよね…;;」


A「？」


だって本当に楽しそうだよ？






おっと…そろそろかな




エルザは槍を持っている右手を大きく振り
投げる直前に合図を送る。


エルザ「ナツ!!」

ナツ「おぉう!!!」




それとほぼ同時にナツは手に火を纏い
石突きを思いっきり殴った




エルザ「届けェェえええええっ!!!!」




火力でブーストされた槍は
月をめがけて一直線に放たれる

紫色の月はピキィと音を立てて割れ始めた






ルーシィ・グレイ「うそだぁ──────っ!!!!」



A「おお〜!」


そして、亀裂はどんどん広がっていき
空全体が割れて本物の月が顔を出す

みんなその光景に驚いた声を漏らした




ナツ「どうなってんだ!!!コレぁ!!!」

エルザ「この島は、邪気の膜で覆われていたんだ。」

ハッピー「膜？」




A「月の雫によって発生した
排気ガスみたいな物よ
それが結晶化して、空に膜をはっていた。
だから月が紫色に見えていたって訳」



そう告げた瞬間…村人たちの体が光始めた


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