妖精の尻尾のお姫様 Part13【FAIRY TAIL】

第378話 強くなったな… ページ12

神官アーロックによって召喚されたイクサツナギ
剣を持った右腕を振りかぶる


エルザ「攻撃してくるぞっ！！」



その一振りは大地を裂くほどの威力



エルザ「！」

ルーシィ「剣の上に誰かいる…」

A「あれって…」



見上げたフェアリーテイルの面々の視線の先には大剣を駆け上がっていくナツの姿



エルザ「ナツ…」

アーロ「何をやっても無駄だ…
闘神イクサツナギは戦いの神…人間の敵う存在ではない
我が同胞たちよ…魂を捧げるのだゼレフの為にその身を捨てよ」



その言葉にキレながら腕をどんどん昇っていく



ナツ「ふざけるなよっ！！仲間の命を何だと思ってやがる！！」

アーロ「仲間とは目的の為の手段だと悟る時が来るよ…そなたにもな」

ナツ「違う！！仲間ってのは同じ目的に一緒に進んでく同志だ！！
いや目的なんか違くてもいい
一緒に笑って…時には支え合って…互いが互いを信じ合えるようになる」

アーロ「それはただの依存だ」

ナツ「どんな言葉でもいいさ…
とにかくそういう絆がいつもオレを救ってくれた
仲間の絆をなめるなァ！！」



イクサツナギの頭上に飛びあがり脳天からパンチを食らわすナツ



アーロ「効くものか…」

ナツ「その大切な仲間たちを守る為に…
もう目の前で誰かを失わない為に…オレは強くなる！！」



右手を振りかぶる



ナツ「これがイグニールの炎だァ！！
炎竜王の崩拳!!!!!」



渾身の一撃に崩れ去っていくイクサツナギ
信じられないという表情のアーロック



エルザ「本当に強くなったな…」


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