妖精の尻尾のお姫様 from 番外編 Part2【FAIRY TAIL】

第2話 ページ7

2人きりでプールを楽しんでいるAとグレイ



A「ちょっと喉乾いたから飲み物買ってくるね」

グレイ「俺が行くぞ？」

A「ううん、大丈夫だよ」

グレイ「……そうか？」

A「うん！」

グレイ「気を付けろよ」

A「はーい、行ってくるね」






・






・



A「(さて、何を飲もう…)」



何を飲もうか悩んでいると後ろから声がかかった




「ねぇそこの水色髪のお姉さん」


A「…はい？」


「お姉さん1人？」

「俺らと一緒に遊ばない？」




何かと思い後ろを振り向くと2人の男がAの前に立っていた



A「(あぁ、ナンパってやつね)
いえ、連れを待たせているので」


「そんなの置いといてさ
何か飲みたいんでしょ？奢ってあげるし」


A「いえ、結構です」


「そんなこと言わないでさ」


A「…はぁ……では正直に言いますけど
いい迷惑ですよ？ 連れを待たせていると言っているんです
諦めてささっさと去りなさい」


「ははっ気が強い女も良いもんだぜ」

「大人しく着いてこないなら 無理矢理にでも連れてくぜ」


A「それは誘拐かしら」


「まぁ、そうなるわな」


A「残念ながら私まだ未成年者なの
私を誘拐したら 未成年者略取及び誘拐罪で罰せられますよ？」


「バレなきゃ犯罪じゃねえよ」


A「あら、忘れたの？
私には連れがいるし 此処は一目も多いところよ
その状況で誘拐したら即誰かが通報するわ

私の連れもこの敷地内に散らばって遊んでるし
何より、私の連れ……強いわよ？」


「はっ知るかよ
第一 ナンパを通報とか怖すぎて出来ねえ奴の方が多いだろ」

「助けなんて来ねえよ」


A「そうね…じゃあ力尽くで私を攫ってみなさいよ」




Aがそう言ったのでナンパ男達はAに手を手を出そうとした

しかし……




「おい、何してんだてめえら」


「！！ 誰だテメェ！」


A「グレイ！」




グレイはナンパ男の1人の肩を掴んで
Aに手を出す前に止めた



グレイ「そいつの連れだよ」



グレイは男の肩から手を離してAの肩を掴み自分の方へ寄せた



グレイ「てか、人の女に手ェ出すな」



「…チッ 引くぞ」

「あぁ…」




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