ずっと言えなかった事 ページ43
〜きりやんSide〜
あっという間に、全員がぶるーくに追い付いた。
ぶるーくはきんときとシャークんの傍に座り込み、放心状態という感じ。
俺の推測が正しければ。
多分、ぶるーくが俺たちの旅に着いてきた目的は、「アウトランド」ではなくこの井戸と魔力魂のためだ。
俺とスマイルがぶるーくとシャケが暴れているのを、解毒剤を使って直そうとしたあの日、俺がワープを躊躇した訳。
それはぶるーくが確実にあの時、自我を持ったような行動をとっていたから。
恐らく目標はあの赤いクリスタル、あれはシャークんやぶるーく程の力を持った者を操作できる処、魔力魂に違いない。
どうして彼奴がそんなもの持ってるのかは、まだわからないけどね。
そしてもう一つ...
ぶる「…全部、話すね」
彼は、そう言って立ち上がった。
きんときも、神妙な面持ちで彼を見つめている。
ぶる「僕が暴走して逃げ出したのを、Nakamuが見つけてくれたあの日まで、僕はNakamuを恨んでいたんだ」
なか＆きん「え…」
きんときは驚いたが、少し理解は出来た様でぶるーくに訊いた。
きん「俺を魔力崩壊させた、ってこと知ってたんだな？」
なか「…」
ぶる「いや。家を焼いてしまって、闇市を彷徨っていた時に、きりやんとNakamuに拾われるまで知らなかったよ。」
そう。ぶるーくは本当は青魔法�靴琉貘欧寮彈茲蠅�んときの弟。
でも炎の一族に養子に行った。
そして今までの言動から推測するに、彼の青魔法�靴稜塾呂蓮�
心理操作と、心理の読み取り、他者の過去の記憶の読み取り。テレパシー。
相手の考えていることが読める、青魔法使いだ。
ぶる「僕の青魔法は、エド兄とは違ってね。心が読めちゃうんだ。」
きん「ちなみに俺は記憶操作・時間操作。」
ぶる「僕は、Nakamuと会ってエド兄が急に行方不明になった訳を過去を読んで知った。それであのひ、暴走するふりをしてNakamuを…焼き殺そうと思ったんだ…。ごめん…」
なか「…」
Nakamuも、やはり未だにきんときの事を後悔しているのか口を噤んでいる。
ぶる「でも出来なかった。それに僕は...皆が好きになっちゃったんだ。だから今更言えなくて…。ずっと...。二つ名、『青の宝石』は本当は僕と、エド兄の2人の事を言うはずだった。なのに捕まるのが怖くて...僕はきんときの陰に隠れて『青の宝石』の役割をきんときに押し付けたんだ。」
きん「…」
するとぶるーくの手から魔力魂が滑り落ち、音を立てて転がった。
ぶる「ごめん...なさい！」
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らっきー(プロフ) - 紅来さん» ありがとうございます！かなり矛盾している箇所もありますが...('Д') (2019年4月21日 16時) (
レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
紅来 - 初コメです読んで感動した。よくここまで考えられるって思います。続き楽しみです！ (2019年4月21日 13時) (レス) id: 290a4e9311 (このIDを非表示/違反報告)
らっきー(プロフ) - 弥弧さん» うえええええ？！！マジですか？！ありがとうございます！頑張らせて頂きます！ (2019年4月21日 5時) (レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
弥弧 - らっきーさん！久しぶりのコメントです！いつも楽しみにしてました｡続編楽しみです！((毎日見てるから大体覚えちゃいました！更新頑張ってください！ (2019年4月20日 19時) (レス) id: e4d3d4fa63 (このIDを非表示/違反報告)
らっきー(プロフ) - 零さん» はい！ありがとうございます！今後も出来たらで良いので、この見切り発車作者を宜しくお願い致しますです(´・ω・`) (2019年4月20日 17時) (レス) id: db40170fca (このIDを非表示/違反報告)
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