【名探偵コナン】伊達の子供を降谷が育てるってよ

プロローグ ページ1

伊「降谷、この子をお前に預ける。」


「…………えっ？」


班長から届いたメールに子供の写真が添付されて送られてきた。
明らか画面に映っているのは1歳程の子供だった。
親指を咥え気持ちよさそうにスヤスヤと寝ている。

班長の住所が記載されていて、
僕は落ち着かない頭で考えを巡らせた。


そもそも班長に娘が居ることすら知らなかったし
恋人が居ることは知っていたけど……。


何とか落ち着きを取り戻し班長に電話を入れる。
が、電話に出る事はなく、仕方なしに記載されている住所に向かった。

住所に着くも鍵は開いていて奥から鳴き声が聞こえる。
サーっと嫌な予感がして土足のまま部屋に上がる。

そこにはベッドに寝転んで泣きじゃくっている赤ちゃんが居た。


急いで駆け寄り抱え上げる。


人肌に安心したのか、あれだけ泣いていたのに一瞬で泣きやみ涙で濡れた瞳をこちらに向けてくる。

僕と目が合うや否や笑顔になり僕の指を両手でめいいっぱいに握りしめた。


そんな姿に思わず胸がギュッと締め付けられるも直ぐに我に返った。

ベビーベッドの枕元に置いてある2つ折りの紙を見つけ開くと
そこにはこの子の名 前らしき物が書かれていた



【伊達 A】


「A…………。」



書かれている名 前を読み上げると握る手の力が強くなる。






これが、僕とAの出会い。

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