花六十二輪 ページ13
A「…風斗?」
風斗「何、ねぇさん?」
A「どうして僕こんな服着てメイクされてるの?」
風斗「それはね、僕がねぇさんにモデルを頼んだからだよ」
僕がいるのは都内にあるとあるスタジオ。風斗に呼ばれて来たはいいけど…
急に来られなくなってしまったモデルの代わりをするなんて聞いてないよっ!!
メイクさん「風斗くんがかわいい子知ってるって言うからどんな子かなって思っていたけど、風斗くんのお姉さんなんて考えもつかなかったわ!」
風斗「ふふ…Aねえさんは自慢の姉ですよ」
こっちに来てすぐに風斗に連れて行かれていきなり真っ白いワンピース着せられて何事かと思ったよ…。僕のくせっ毛もきれいにまとめられて、いつもの雑な髪型が信じられない。そもそも何かあるときはるいにぃにセットしてもらうから自分ではしないし、自分ではどうしようもない。
メイクさん「はい。二人とも完了!」
風斗「ありがとうございます。…ねぇさん行くよ」
A「…うん」
普段着ないような服を着て風斗のパートナーを務めることになるなんて…。
というかモデルってどうやってすればいいの!?
カメラマン「じゃあさっそく行くよー」
風斗「おねがいします」
A「…おねがいします?」
カメラマン「Aちゃんだっけ。今日は突然ごめんね!」
A「…どうせ暇してましたから」
カメラマン「風斗くんとこの雑誌に載るからよろしく!」
カメラマンさんが広げたのは女子中生や女子高生に大人気のファッション雑誌だった。…これに風斗の姉として載るの!?本当に大丈夫かなぁ…。
カメラマン「はい!じゃ風斗くんAちゃんに近づいてー」
パシャ
カメラマン「顔寄せてー!」
A「うわっ////…風斗っ近すぎだよっ」
風斗「ふっ……ねぇさんってば意識しすぎ」
カメラマン「いいねーいただきっ!」
パシャ
ー数時間後ー
A「はぁ…本当にあれでよかったのかな」
風斗「Aねぇさんはいつも通りかわいかったよ?」
A「…本当に?///」
帰り道。風斗と二人で帰ることになり、わくわくして家への道を急ぐ。
風斗「…現に今真っ赤になってすごくかわいいよ?」
ちゅっ
A「あっ…////ちょっと風斗!?」
風斗「…かわいいね」
やっぱり風斗にはかないそうにありません。
このかわいい弟め。
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のり - マレさん» ありがとうございます!1年近く更新していなかったのですが、読んでくれてる人がいたことに正直びっくりしています笑せめて完結させたかったので講義の合間に更新しますので気長に待っていてください! (2020年7月6日 17時) (レス) id: 7dd5afd3b5 (このIDを非表示/違反報告)
マレ(プロフ) - はじめまして!一気に読んじゃいました!!続き待ってます! (2020年7月4日 0時) (レス) id: dbfa7fe28a (このIDを非表示/違反報告)
のり(プロフ) - ゆこさん» 更新進んでいますかね笑ほとんどかいてないけどな頑張ります笑 (2018年1月17日 22時) (レス) id: 85da798f24 (このIDを非表示/違反報告)
ゆこ - あけおめ!甘い日々の方にコメント書いたので時間取れたらみて(^v^)♪ストーリー進んでる(*^_^*)♪続き楽しみだよ! (2018年1月17日 15時) (レス) id: 856b74be47 (このIDを非表示/違反報告)
のり(プロフ) - 更新できなくてすみませんでした!こんな私ですがこれからもよろしくお願いします。 (2017年9月27日 16時) (レス) id: 71985afbb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のり x他1人 | 作成日時:2016年3月6日 15時