567話 虹のかかる花園 ページ17
ジェイド「ふふ…気に入って頂けましたか?」
貴「えぇ……とても……ありがとうジェイド…
あれ……ここって……」
この景色を私は、見たことがある。
ジェイド「はい。流石Aさん、覚えてらしたんですね」
そう。ここは、私がジェイドと初めて山に来た日、
山を愛する会の、体験入部で雨から逃げた洞窟の上だ
その時、ジェイドがマジカルペンを取り出し、
ジェイド「雨よ降れ」
花に向けてペンを振った
すると、光に雨が照らされて綺麗に輝く七色の虹が現れる
貴「っ……綺麗……!!!」
はしゃぐように花畑でクルクルと回ればジェイドは嬉しそうに微笑む
ジェイド「また貴方と虹を見たかったんです。」
それであの日のことを思い出した。
初めてジェイドと触れ合った家族の熱。
貴「あの時はびっくりしたけれど……ここは私のお気に入りの場所よ。
貴方に家族と認められた場所だから……。」
懐かしむように彼を見つめれば、ふいに頬に触れるジェイドの大きな手
そして屈んだジェイドの整った顔が、近づいてきて
chu…
綺麗な虹に照らされながら重なる2人の影
貴「ん……」
そして名残惜しい唇が、優しく離れていく。
ジェイド「Aさん……。好きです……。」
貴「ふふ…私も好きよ。
これからも……一緒にいてね。」
ジェイド「えぇ、もちろん。」
七色の虹に結ばれるように2人、抱きしめあった。
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のん - すっごく面白かったです! (2022年3月25日 19時) (レス) @page38 id: 509edc9681 (このIDを非表示/違反報告)
ヒスイ(プロフ) - 玲さん» 玲さん!コメントありがとうございます!!更新頑張りますっ!! (2021年12月2日 21時) (レス) id: a217f5439d (このIDを非表示/違反報告)
玲 - 毎日、更新を楽しみにしてみています。これからも頑張ってください! (2021年12月2日 19時) (レス) id: 7e4c77a810 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヒスイ | 作成日時:2021年11月26日 23時