4:先輩 ページ6
暦side
暦「遅れてすいませんッッ！！」
都会のビルの最上階の一室、小さな会議室なような場所に私の大きな声が響く。
今日は四人しかいない"Knights"専門捜査官が集まり、警備について話会う日だ。
ずっと楽しみにしてきたというのに、この場所まであと少しというところで、資料を入れたファイルをまるまる置いてきてしまったことが判明。すぐに帰って取ってきたのだ。
幸いもとの出社時刻が早かったため、遅れたのは実質十分程度なんだけど。
それでも先輩よりも遅いのは社会人としてどうなのだろうと私は思う。
夏目「いいヨ、ボクも今来たところだシ。」
恐る恐る顔をあげると、"Knights"専門捜査官の一人で私の優秀な先輩の夏目さんが「災難だったネ？」とくすくすと笑っている。
良かった。そんなに怒ってないみたい。
夏目さんの正面の席に座り、先ほどとってきた書類を広げる。
しばらく書類の整理をしていて気づく。
……あとの二人、遅くない？
私がここに来てから既に三十分はたっている。いくらなんでも、連絡なしに遅れる時間じゃない。何かあったのかな？あの人達はずる休みするような人じゃないし…いや、かたっぽはするか？しないな。
頭の中でももんもんと考えていると、正面に座っている夏目さんが此方をじーっと見つめていることに気づく。
……いや、睨まれてる？
暦「…………どうかしましたか夏目さん？」
あまりの視線に耐えきれなくなり、恐る恐る訪ねてみる。すると、不機嫌そうな顔をして口を開く夏目さん。
夏目「キミ、あとの二人にはちゃんと連絡したノ？随分と遅いけど、忘れたわけじゃないよネ？」
夏目さんは、まさかネ…と呟きながら視線を書類に戻している。
暦「あっ
………………………忘れてました。」
夏目「……………………………」
暦「うわぁぁぁっ！ごめんなさい！！謝りますからそんなに怒らないで！！！あぁぁぁっほら、あの人たちなら今から連絡すればすぐにバーンって登場すると思いますからぁぁっっ！！」
鬼の形相で此方を睨み付ける夏目さんに本日二度目の謝罪をしながら、急いで残りの二人に連絡する。
夏目「………はァ、もういいヨ。キミのこれは今に始まったことじゃないしネ。いちいち怒ってたらきりがなイ。」
…夏目さんはすごく優しいです。
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みゅー(プロフ) - catさん» はじめまして！面白いと言ってくださって本当に嬉しいです♪更新がんばります！ (2017年10月15日 15時) (
レス) id: 1f8d5273a5 (このIDを非表示/違反報告)
cat(プロフ) - 初めまして！すごく面白いです！早く続きが見たいです！更新､頑張って下さい！応援してます！ (2017年10月15日 13時) (レス) id: 5956e8d0c6 (このIDを非表示/違反報告)
みゅー(プロフ) - 御霊tさん» ありがとうございます(^○^)是非楽しみにしていてください！！ (2017年10月15日 10時) (レス) id: 1f8d5273a5 (このIDを非表示/違反報告)
御霊t(プロフ) - とても面白かったです！続きがすごく気になります。更新頑張って下さい。応援してます。 (2017年10月15日 6時) (レス) id: 290a03293f (このIDを非表示/違反報告)
みゅー(プロフ) - 颯碧さん» ありがとうございます！更新頑張りますね♪ (2017年10月3日 18時) (レス) id: 1f8d5273a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅー | 作成日時：2017年10月3日 2時
