38:協力、警告 ページ45
レオside
レオ「嗚呼、どんどんインスピレーションが沸いてくる………！今この瞬間も、後生に語り続けられる名曲が次々と生まれてくぞ………！」
"Knights"の拠点、通称セナハウスの床に座り込み、溢れんばかりの霊感に身を任せ作曲をするおれ。こんなことになったのは、全部あいつのせいだ。
＿＿＿＿＿"Knights"の王よ、今すぐ引け。さもなくば、お前の『協力者』を牢に送るぞ。
指揮をとるエリート3人を眠らせるところまで順調に行っていた作戦。
それをぶち壊したのは、奪った無線から聞こえてきた暦の声だった。
普段とは違う、熱のこもった、しかし鋭い声に興奮を覚えた。あっという間に頭の中はインスピレーションでいっぱいになっていたんだ。
泉「ちょっと王さまぁ！そんなことしてる場合じゃない！今の状況わかってるのぉ！？」
そうヒステリックに叫ぶセナ。わかってる。あいつは俺たちの『協力者』の存在を知っていた。それが、何を示しているか。
レオ「昨日、わかったよ。おれたちと暦は違う世界の人間だって。どこで情報を手に入れたか知らないけど、あいつは本気で俺たちを捕まえるつもりだ。」
俺たちは『怪盗』で、
暦は『警察』。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿『じゃあ、友達になろう！』
幻か現実かもわからない、暦の声が頭に響く。
レオ「………最初から、そんなの無理だった。」
「そのとおりですよ！油断すれば仔兎は獅子だって殺してしまいますからね………☆」
泉「えっ！？」
レオ「………！？」
目の前に急に現れた人影。それは、
レオ「お前…………、」
俺たちの協力者、『道化師』だった。
俺たちは一応犯罪者だから、本名は明かしていない。おれが『王さま』、コイツが『道化師』、それしか知らない。
だけど、コイツは役に立つ。催眠ガスも変声機もコイツの持ってきたものだ。
しかし、協力はある"交換条件"のもと、１回きりだったはずだ。何でここに来たのか。
泉「用は何、『道化師』。あんまり散らかさないでほしいんだけど。」
『道化師』は、床にバラを撒き散らしながら「Amazing！！」と叫んでいる。そろそろセナがキレるからやめてほしい。
「おーおー、そんなに起こらないでください。交換条件はしっかりと平等になりましたから！今日は別件でお伺いしたのですよ☆」
＿＿＿＿＿貴方に一つ、警告をしに参りました………、
.
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みゅー(プロフ) - catさん» はじめまして！面白いと言ってくださって本当に嬉しいです♪更新がんばります！ (2017年10月15日 15時) (
レス) id: 1f8d5273a5 (このIDを非表示/違反報告)
cat(プロフ) - 初めまして！すごく面白いです！早く続きが見たいです！更新､頑張って下さい！応援してます！ (2017年10月15日 13時) (レス) id: 5956e8d0c6 (このIDを非表示/違反報告)
みゅー(プロフ) - 御霊tさん» ありがとうございます(^○^)是非楽しみにしていてください！！ (2017年10月15日 10時) (レス) id: 1f8d5273a5 (このIDを非表示/違反報告)
御霊t(プロフ) - とても面白かったです！続きがすごく気になります。更新頑張って下さい。応援してます。 (2017年10月15日 6時) (レス) id: 290a03293f (このIDを非表示/違反報告)
みゅー(プロフ) - 颯碧さん» ありがとうございます！更新頑張りますね♪ (2017年10月3日 18時) (レス) id: 1f8d5273a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅー | 作成日時：2017年10月3日 2時
