23:作戦 ページ29
NOside
千秋は、今来たばかりの廊下を全速力で駆け抜けていた。保管庫への扉が近づくとスピードを緩め、そして、あることに気づく。
(＿＿＿＿扉が、開いている？)
千秋は、侵入にいち早く気づくため、保管庫の扉は閉めておくようにいったのだ。
そして、夏目がそのようなミスをするのも、到底信じがたい話だった。
何かあったのかもしれない、彼がそう思うのも無理はない状況。
＿＿＿＿＿そのときだった。
目の前を影が走り抜けていった。何度も目にしたであろう、怪盗の後ろ姿だ。
千秋「っ！おい待て！！」
保管庫を素通りし、影を追う千秋。その声に気づいたのか、夏目が「センパイ！？」と叫んでいる。
しかし千秋は、その声に答えることなく、影との距離をどんどん縮めている。
影を視界に捉え、もうすぐというところで、そいつはとある一室に入った。
それに気付き足を止める千秋。
静かに拳銃を取りだし、閉じられた扉にそっと背中を当て、そして、中にはいる千秋。
そこには、
千秋「………っ！？」
おそらく寝室と見られる部屋、此方に踵を返しにやりと笑う男の口元、そして、ベッドで眠っていた、
千秋「！？、たっ！……………」
そこまで理解したところで、千秋の思考は強制的に閉ざされた。
司「作戦成功ですね、瀬名先輩」
泉「ホント、なんで王さまはこんなめんどくさい作戦にしたわけ？」
部屋につけられた時計は、丁度22時を知らせている。
警報がなってから、この瞬間まで、わずか5分の攻防だった。
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みゅー(プロフ) - catさん» はじめまして！面白いと言ってくださって本当に嬉しいです♪更新がんばります！ (2017年10月15日 15時) (
レス) id: 1f8d5273a5 (このIDを非表示/違反報告)
cat(プロフ) - 初めまして！すごく面白いです！早く続きが見たいです！更新､頑張って下さい！応援してます！ (2017年10月15日 13時) (レス) id: 5956e8d0c6 (このIDを非表示/違反報告)
みゅー(プロフ) - 御霊tさん» ありがとうございます(^○^)是非楽しみにしていてください！！ (2017年10月15日 10時) (レス) id: 1f8d5273a5 (このIDを非表示/違反報告)
御霊t(プロフ) - とても面白かったです！続きがすごく気になります。更新頑張って下さい。応援してます。 (2017年10月15日 6時) (レス) id: 290a03293f (このIDを非表示/違反報告)
みゅー(プロフ) - 颯碧さん» ありがとうございます！更新頑張りますね♪ (2017年10月3日 18時) (レス) id: 1f8d5273a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅー | 作成日時：2017年10月3日 2時
