13:演技 ページ15
レオside
『＿＿＿あいつに信用してもらうために、親しい関係になる』
『＿＿＿カフェに頻繁に行くんだ。おれなら、"作曲"という理由がある』
暦と知り合ったばかりの頃は、感ずかれないように必死に演技していた。だけど最近は、多少のことなら何をしてもばれないとわかって、全く素で接するようになった。
今日もまた、嘘で欺き、おれたちの役に立ってもらう。予告した日付まであと１週間。そんなに日付がある訳ではない。できれば、もう少し情報を集めたいからな。
いつものようにカレーを頼むと、暦の目の前の席、つまりいつもおれたちが座っている席に人がいることに気づく。
客がいるのは予想外だったが、じきに帰るだろう、と軽く考えていると、そいつが声を出す。
夏目「こんばんハ、暦の友人の方かナ？」
レオ「……………っ！！」
夏目「逆先 夏目。一応、本庁での暦の上司だヨ。」
暦「レオくん！この人がいつも言ってる人。"Knights"専門捜査官の先輩、夏目さんだよ！！」
おれは多分、驚きを隠せずにいるだろう。
見覚えのある男。元、科学警察研究所の職員で、おれが"唯一"声を聞かせてしまった人物。
そして、たった4人しかいないおれたちを捕まえるためだけのエリートの１人。まさか、ここで関係を持つことになるとは。
暦「………レオくん、どうしたの？」
声も出せなくなっているおれに、セナが助け船を出してくれた。
泉「レオくん、いくら暦がぼっち飯じゃないからって驚きすぎだからぁ」
暦「むぅ…それだと私にお友達がいないみたいじゃないですか！」
私は友達多い！と怒る暦に、呆れた様子のセナ。しかしその額には、少なからず緊張の色が見える。
その短い間に気を落ち着かせるおれ。
＿＿＿大丈夫。あれはもう何年も昔の話だ。覚えてるわけがない。
しかし、問題は
"こいつが今ここにいること"
事態なんだ。
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みゅー(プロフ) - catさん» はじめまして！面白いと言ってくださって本当に嬉しいです♪更新がんばります！ (2017年10月15日 15時) (
レス) id: 1f8d5273a5 (このIDを非表示/違反報告)
cat(プロフ) - 初めまして！すごく面白いです！早く続きが見たいです！更新､頑張って下さい！応援してます！ (2017年10月15日 13時) (レス) id: 5956e8d0c6 (このIDを非表示/違反報告)
みゅー(プロフ) - 御霊tさん» ありがとうございます(^○^)是非楽しみにしていてください！！ (2017年10月15日 10時) (レス) id: 1f8d5273a5 (このIDを非表示/違反報告)
御霊t(プロフ) - とても面白かったです！続きがすごく気になります。更新頑張って下さい。応援してます。 (2017年10月15日 6時) (レス) id: 290a03293f (このIDを非表示/違反報告)
みゅー(プロフ) - 颯碧さん» ありがとうございます！更新頑張りますね♪ (2017年10月3日 18時) (レス) id: 1f8d5273a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅー | 作成日時：2017年10月3日 2時
