第5話 ページ6
虹「やっと来たか」
教室の入り口で待ってくれていた虹村さん。
貴「やっと来たもなにも、私虹村さんのクラス知りませんでしたから」
虹「あれ、教えてなかったか？」
貴「はい」
まあ、結果来れたんだからいいだろと笑う虹村さん。
貴「それで私になんの用ですか？放課後来いって言ってましたよね？」
虹「ちょっと一緒に来てほしいとこがあってな。お前放課後暇だろ？ちょっと付き合えよ」
貴「どうせ拒否権ないんでしょ？」
虹「 わかってんじゃねーか」
虹村さんが先輩じゃなかったら殴ってたと思う。
横暴な先輩の後ろを付いていくと、それはなんだか見た事のある風景だ。私の気のせいでなければ、今朝通った道だと思われる。
貴「あの、虹村さんどこに……？」
虹「着いたぞ」
やはりそこは思っていた通りの場所で。
真「真田だ。よろしく頼む」
貴「え、いや、は……？」
バスケ部一軍コーチが目の前にいた。
貴「あ、あのちょっと待ってください！虹村さんどういうことですか！？今朝白金先生に返事したって言いましたよね！？」
虹「ああ、断ったんだろ？」
貴「知ってるならなんで……！」
虹「俺が嫌だったから」
え、ジャイアンなのこの人？
先輩だけど殴ってもいいんじゃない？
虹「監督には断られたがあとの事は俺に任せると言われた。だからもう一度言う。帝光バスケ部のコーチをやってくれ」
真面目な顔で頭を下げる虹村さん。
ふざけて言っているわけじゃないんだ。
虹「お前がバスケを嫌いと言うならもうこれ以上誘わない。でも朝練見てどう思った？」
貴「どう思ったって……私は……」
虹「俺が見たとき嬉しそうな顔してたぞ？」
だって、ほんとに懐かしかったんだ。ボールの音を聞くだけで胸も同じように弾んだ。
虹「バスケ、好きだろ？」
あんな一生懸命バスケする姿みたら否定なんて、バスケ嫌いなんて言えないよ。
貴「……でも、私みんなと同じ生徒ですよ？ブランクもあるし。家族優先だからあんまり部活出れないかもしれない……」
虹「ああ、分かってる」
貴「それでも……それでもいいならお願いします」
虹「よろしく頼むぜ朝日奈コーチ！」
虹村さんと握手を交わし、1度は断ったコーチに就くことになった。
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うたプリ大好き?(プロフ) - 更新有難うございます！ (2021年11月27日 1時) (
レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか？ (2021年11月26日 19時) (レス) @page25 id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
ぽむぽむぽあろ(プロフ) - とても面白いです！続きがきになるっ！そして風斗くん好きっw更新頑張ってください！ (2018年8月13日 10時) (レス) id: b57c4dcd3f (このIDを非表示/違反報告)
美優 - 夢主のコーチ時代とキセキを嫌いになった理由凄く気になります！更新頑張って下さい (2018年6月5日 22時) (レス) id: 4652e6effc (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 八色キセキの小説も書いて欲しいです リクの事後はボードに書いています (2018年6月2日 17時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mio | 作成日時：2018年5月31日 10時
