【BLEACH】藍と愛と哀 其ノ参

剣八誕生 ページ2

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｢不知火サンおるー？｣




『あ？ンだよチビ、帰れ』




魂魄消失案件から時間がたった




ギンの身長は私の身長をゆうに超えていた




が、言動が子供なのでチビ呼ばわり




｢チビやのうてギンって呼んでや、昔みたいに｣




なんて言いながら後を追ってくるギンに変わらないな、と笑みを零す




｢なんか可笑しなこと言うたかなボク｣




『別に……ンでなんの用だよ』




｢特に用はないんやけど、邪魔やった？｣




首を横に振るとギンは小さくガッツポーズを取った




菊｢Aさん！大変です！｣




『あー隊長だろ？ほっとけ』




さっきから隊長と誰かが戦ってる




こりゃあ新たな剣八が誕生するかもな




上が誰だろうと自分の為に命を散らせるなら誰でもいい




｢そろそろ時間になってもうた……藍染隊長に叱られる前に帰らんと｣




『あァ……またな』




ほな、そう言ってギンは瞬歩で姿を消した




菊｢いいんですか？｣




『隊長が誰でも私達は私達なんだから、気負わなくていいだろ』




そろそろ決着がつく




『新しい剣八は何の剣八かな……ん？八千流かな？』




菊｢剣八です｣




『見たの？』




菊｢いえ、秋彩が言ってました｣




『……そ』




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