拾参 ページ14
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旅禍が流魂街に侵入してきた
藍染の話通りだとこの後直ぐに隊首会が開かれるらしい
ので、私は地下議事堂に移動しているのだ
戸を開けて入れば乾いた血と死体が散乱する無残な審議場が
込み上げる嗚咽感を何とか沈め入口に腰掛ける
この中にナユラの父も居たのだろうな
わたしは、ダメな人間だ
他人を見捨て己の事しか考えられなかった
膝の間に顔を埋め、気がついたらまた夢の中だった
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
《小娘や、久しぶりじゃのう》
『どこにおるのだ』
姿は見えない
あるのは樹木のみ
《お主は高いところが怖くないのだなぁ》
たかい？何を言っているんだ
ここば地面の上……じゃなかった
なぜに空中なのだ
いや、前回来たところとは違う
キョロキョロと当たりを見渡すが矢張りあるのは木々だけ
強いて言うならその木より大きな木があることだけか
何となく、そちらに足が向かった
近くに行けば行くほど大きな木だということが分かる
幹は私がてを大きく広げても到底届かないくらい太い
高さは首が痛くなるほど見上げてやっとてっぺんが見えるくらいだ
《小娘や》
『なんだ？』
《我の名……まだ届かんのかぇ？》
『分からぬ……まぁでもお主が斬魄刀であることは分かったぞ』
今回で分かった
これが対話と同調と言うやつなのだろうか
《ふむ、ならば今回は届くやもしれぬな
我の名は＿＿＿＿＿＿》
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
『花紅柳緑………』
市｢おはようさん｣
サッと顔を上げれば市丸の顔がすぐそこにあった
『私は一体何時間寝ていたのだ……』
市｢花紅柳緑って確か春の綺麗な景色、、だったと思うんやけど｣
なるほど、それが彼女の名前なのか
かこうりゅうりょくって読みます！！by作者
『取り敢えず私は一旦外に出るぞ……ここは空気が悪くて叶わぬ』
外に出て深呼吸する
新鮮な空気が肺に流れ込む
……名前を聞けたと言うことは始解ができるのか？
物は試しだ、やってみよう
『百花繚乱 “花紅柳緑”』
自然と口から零れた解合
てか、百花繚乱とはなんぞや
四字熟語に四字熟語じゃないか
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BOSSミキ(プロフ) - 藍染の次はギンですね！面白いです！私もブレソルしてますよー平子くんにひよ里に桃ちゃんです！ (2019年9月25日 2時) (
レス) id: aa7de7b425 (このIDを非表示/違反報告)
何処にでもいるように感じるポテコ - 今回はギンですか！？続き気になります〜！ (2019年9月23日 15時) (レス) id: fca4ea10b8 (このIDを非表示/違反報告)
こっちん - 面白いです！！！更新、頑張ってください！！！ (2019年9月23日 7時) (レス) id: e1802d5515 (このIDを非表示/違反報告)
銀桜(プロフ) - 新作読みました！続き気になります！更新頑張ってください！ (2019年9月22日 21時) (レス) id: 1194b2a018 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅翡翠 | 作成日時：2019年9月22日 21時
