006.演技は上手? ページ7
「あ〜!!今日は全然霊感が湧いてこない!う〜ん、何でだ。やっぱり暑いからか!?」
「珍しいこともあるんだねぇ···」
「Leaderにもそのような時があるのですね。たまには真面目にlessonに参加するのも良いかと思います♪」
レオさんが不調なんて滅多にないことだからひとりを除いてメンバーは不思議そうにレオさんを見つめる。
除いた1人、嵐だけは何故か微笑んでいた。
「あら、王さまもしかして不調なの?」
声質からも明らかに分かるほど何かを企んでいる、そんな様子だった。
「がるるるる!何だよ、ナル。おれ今ムシャクシャしてるから話しかけないでくれ。」
「えぇ〜でももしかしたら治るかもしれないわよ?」
「ん?何かあんの?」
「ウフフ、Aちゃんが知ってるんじゃないかしら♪」
『え?』
いやいやいや、え?
嵐ってば何てことを...
「はぁ?なるくんいついに頭までおかしくなったんじゃないのぉ?第一こいつは作曲どころか超音痴で____」
『な...!そんなの瀬名先輩だって____』
「大丈夫よ、だってアタシたちのプロデューサーだもの♪」
嵐の自信はどこから湧いてくるのかは分からないけど私はメンバーの不調を簡単に治せるほど敏腕なプロデューサーではない。
「アタシたちも手伝えればいいんだけど生憎ちょっとセンセェに呼ばれてるのよねェ〜」
迫真の演技で顎に手を添えて考える素振りを見せる嵐。
「呼ばれているのは鳴上先輩だけではないのでしょうか?」
「えぇ、王さま以外の4人よォ。」
「え、俺も...?聞いてないんだけど。」
「おれは呼ばれてないのか?何でだ?教師の考えてる事は全く分からないな。」
「はぁ?そんなの嘘に決まって____」
「ほら、早く行くわよォ〜。遅れて怒られたら面倒くさいもの、それじゃあ行ってくるわね♪」
あまり納得してない3人を無理やり連れてスタジオから出ていく嵐。
扉が閉まる寸前再びウインクを向けられたような気がしたが彼は上手くいったとでも思っているのだろうか。
「······」
『········。』
残された私の身にもなって欲しい____
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櫻田たると(プロフ) - 滅茶苦茶泣きました!胸がいっぱいになる素敵なお話でした。終わってほしくないっ!て過去一感じた作品です。嵐ちゃんだいっすきなのでフォーカスを当てて書いてくださりありがとうございますっ (1月29日 2時) (レス) @page50 id: 3341c19ec1 (このIDを非表示/違反報告)
納豆(プロフ) - めちゃめちゃ泣きましたありがとうございました(TT) (2022年6月19日 2時) (レス) @page50 id: be4291906f (このIDを非表示/違反報告)
紅狼鬼 - 涙が止まりませんでした。最高に素敵なお話で…knights推しの私にはたまらない話でした (2021年4月13日 7時) (レス) id: 343eec77e7 (このIDを非表示/違反報告)
梓桜 。 - はじめましてこんばんは、嵐,泉が最推しのうち2人になっている嵐ちゃんに好きが溢れて止まらない者です。 とても素敵なお話で泣いても泣いても涙が止まりません…こんな素敵なお話をありがとうございます。 (2020年10月26日 1時) (レス) id: f31cec74f3 (このIDを非表示/違反報告)
魅音 - 夢小説でこんなに泣いたの初めてです。このコメント書いてるときも泣きながらです(笑)こんなに感動できる小説を書いてくださりありがとうございます。 (2020年1月5日 1時) (レス) id: 759e209269 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シユ* | 作成日時:2017年1月9日 2時