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「…誰？」
「…あ、えっと」
あまりの可憐さに意識が飛んでいた
「俺は凛月、アンタは？」
「…A」
「…ふぅん、ねぇ、聞きたいことがあるんだけど」
Aは手の甲で涙を拭い
何？とこちらを見る
「この辺で最近やばい魔物が出たんだよねぇ…何か知らない？」
「…知らない」
「…そっか」
普通に考えればおかしい
妙な風が吹いた後にいきなり塔が現れて
その中には女の子
絶対におかしいのだ
でも目の前のAという女の子を見ると
ただずっと一緒にいたい
それだけを思い考えてしまう
「ねぇ、なんでこの塔にいるの？」
「…呪いだから」
「…は？」
「外に出られない呪いなの」
そう言うと彼女はおずおずと手の甲を見せた
そこには禍々しい魔法陣
「…これって…」
先程の風と同じ類の魔力を感じる
もしかしてこれが原因なのか？
「さっき何かあった？」
「…覚えていないの。突然耳鳴りのような音がしたと思ったら、苦しくて苦しくて…っ」
先程のことを思い出してだろう
彼女はまた苦しさに
大きな瞳から涙をボロボロと落とし始めた
「あ〜…ごめんね」
それ俺がやったと言うと
少し目を見開いてそっか、と目を伏せた
その瞳は涙に濡れてさらに憂いを帯びていた
そして助けたいと強く思ってしまった
「…俺、Aのこと助けるから…だから、明日も来ていいかな」
「…え」
「…だめ？」
「…そんなことは、ないけど…」
こうして俺達の密会が始まった
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琴音(プロフ) - Mikami@殿厨さん» 返信遅くなってしまってごめんなさい( ; _ ; ) コメントありがとうございます！ 感動してもらえてよかったです！(^-^) お体に気をつけて下さいね！ (2020年4月6日 15時) (
レス) id: f337e34e19 (このIDを非表示/違反報告)
Mikami@殿厨(プロフ) - すごく感動しました（ ; ; ） (2020年3月24日 1時) (レス) id: f2dd87ad43 (このIDを非表示/違反報告)
琴音(プロフ) - くるみさん» くるみさんコメントありがとうございます！そんな風に思って頂けていたなんて光栄です…とても嬉しいです…(涙) 次からはpixivで執筆予定なのでまたお会い出来たら光栄です…！作品読んで頂けて嬉しいです、こちらこそ読んで頂きありがとうございました、お疲れ様です！ (2020年1月17日 22時) (レス) id: f337e34e19 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ - 琴音さんの作品いつも読ませてもらってます。きゅっと胸が苦しくなるような場面や幸せそうに笑うキャラたちを見て、いいなと思います。願わくばまたあんスタ作品読みたいです。素敵な作品を作ってくれてありがとうございました。 (2020年1月17日 17時) (レス) id: feb72c55a1 (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - 琴音さん» あはは、そうなんですか…笑 (2020年1月15日 9時) (レス) id: 0cd12cffd3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琴音 | 作成日時：2019年12月20日 23時
