story19 ページ21
貴「バッシュ?」
黒『えぇ、今のに穴が空いてしまって。
今日はオフですし』
風邪が治って、家でぐだくだとしている時にかかってきたテツヤからの電話。
二つ返事で了承して、家を出る。
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黒「付き合ってくれてありがとうございます」
貴「気にしないで。テーピングも新しく買おうと思ってたしねー」
スポーツ用品店を出て、周りを見渡して見えたアイスクリームのふ
貴「…アイス…!!」
黒「食べますか?」
もっちろん!と大声をあげて列に並ぶ。
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「アイス二つですね、カップル割で600円になります」
お金を出そうとすると横から手が出てきて会計を済ませてしまった。
貴「テツヤお金…!」
黒「付き合ってくれたお礼ですよ」
でも…と言うと唇に人差し指を当てられる。
黒「それに、綺麗な女性にお金を出させるわけにはいきませんから」
にこり、と笑うテツヤに心臓がキュンとする。
貴「っ…どこでそんな言葉覚えてきたんだテツヤ…」
熱くなった顔を冷まそうとアイスを頬張る。
食べ終わって、歩いてる時の無言がなんだか気まずくて、何か言わなければ、と焦りながらふと浮かんだ店員さんの言葉。
貴「そういえばさっきカップルって言われたねっ」
黒「え…」
あはは、と笑い飛ばしてくれる事を予想してなんとなく言った言葉。
貴「あれ?テツヤ?」
黒「〜っ…」
隣を歩いていたはずのテツヤがいなくなってて、振り向くと、そこには真っ赤に染まった彼の顔。
それを見て、なんだか急に恥ずかしくなって。
貴「っ〜今のなし!わすれよ!!」
黒「Aさん顔真っ赤ですね」
貴「テツヤも似たようなもんだよ!」
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あぁ、こんなに楽しい午後は久しぶりだ。
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まこ(プロフ) - 面白かったぁー!黄瀬くん大好き! (2015年4月13日 23時) (レス) id: e16da1368c (このIDを非表示/違反報告)
氷室辰也ファンクラブ会長 - 続きが楽しみです〜 (2015年4月5日 9時) (携帯から) (レス) id: a1dccddbfa (このIDを非表示/違反報告)
こっちゃん(プロフ) - 切ない…(涙)最後、みんな幸せになってほしいです。 (2015年4月2日 20時) (携帯から) (レス) id: 5893ca365b (このIDを非表示/違反報告)
マカロン - すっごく切ないです。涙がボロボロ出てきます。 (2015年3月31日 4時) (レス) id: a2162d4b3c (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 切なすぎて泣けます(´;ω;`) (2015年3月30日 1時) (レス) id: 87383982e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:遙 | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/p/haruna0325
作成日時:2014年11月8日 20時