青峰君が恋をしたのは、火神君の妹でした。5［青峰大輝］

第141話 ページ13

〜青峰side〜



青)ったく、誰だよ空気読めまじで…((ガチャ

？)よぉ。

青)あ？


扉を開けると聞き慣れたムカつく声。


青)火神…お前なァ、シスコンもそこまでいくと怖ェぞ。

火)うっせ、それより今何時だと思ってんだ青峰。


火神がキッとオレを睨みつけた。




火)ウチのお姫様がお昼過ぎても帰って来ねーから迎えに来たんだよ！


そう言って火神は、携帯の液晶画面をずいっとオレの顔に近付ける。







現在時刻12時46分。



青)？……それがどうした？

火)Aに昼までには帰って来いよって言っておいたんだよ！

青)ンなこと知るか！つーか過ぎてるっつってもまだちょっとしか経ってねーじゃねェか！
どんだけ細けェんだお前！？





貴)青峰くん騒がしいけどどうし……お兄ちゃんっ！！？

火)っA！！

母)あら、Aちゃんのお兄様？


Aと母さんが割り込んでくる。




母)初めまして、大輝の母です。息子がいつもお世話になってます。

火)あ、こちらこそ……Aの兄だ…です。
青峰サンをお世話してます。

青)うぉい。←



母)ふふっ、兄妹揃って面白いわね♪ これからも息子をよろしくね。

火)っ！！Aはやんねーぞ！です！



母さんの一言で火神の顔色が変わった。

…と同時に火神は、さりげなくAを自分の方へ引き寄せた。


青)((イラッ…



母)…ねぇ大輝、この方はシスコンなのかしら。((ぼそぼそ

青)あァ、既に取り返しのつかねェとこまでいってる。もう手遅れだ。((ぼそぼそ

火)ぼそぼそじゃねー。聞こえてるぞ。



そのやり取りをAは不安そうに見つめている。


青)お前、まだそんな事言ってんのかよ。
オレらはもうやることやってんだ(意味深)、文句言われる筋合いはねェ。

貴)ちょっ、青峰くん！！？/////

火)大・ア・リ・だ・よ・あ・ほ・峰っ！！！

青)お前っ、人をあほあほ言いやがって…！

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